【ネタ記事】決戦 私と小鳥とすずと ~「小鳥と鈴、つらかろな」~
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まず鈴カステラ(以下鈴)と鶏の冷凍唐揚を食べることによって上下関係を教え込む。筆者は鈴と冷凍唐揚を手に部室へ乗り込む。企画の趣旨を部員に説明すると「わけわかんない」「そんなことをして何になるんだ」「こんな人がいる部活だと知っていたら入らなかった」等と激励の言葉を投げかけられた。
部員の倫理観の高さに感銘を受けつつ鈴のパッケージを開ける。24個の鈴を2分以内に食べきれば筆者の勝ちだ。はっきり言って負ける気がしない。ゴングが鳴る。食べる。苦しい。二つ同時に口内に放り込んだはいいが、水分を奪われ思うようにそしゃくできず、後輩のさげすむような視線に抗議の声を上げようとするがそれすらままならない。それでも意地を見せ残り七つというところまでいったがタイムアップ。食べきれなかったので1分追加したかったがそこは我慢。
Fが俺ならば勝てると言うので急きょ彼も早食いに挑戦することに。「俺ならば1分半で完食だ」と豪語するFに筆者は内心「こやつ俺の苦しんだ姿を忘れたのか? 記憶力鳥未満かよ」と疑問を抱く。案の定彼も口内の水分を奪われパーフェクトにノックアウトされる。
このままでは人類は敗北という名の十字架を背負わねばならない。引き下がれない筆者の頭に10万ボルトが駆け巡る。水分を補給しながら食べればいいのだ。ベルマーク付きの緑茶を携え再び戦いに挑む。結果から言えば完勝した。鈴は恐るるに足らず。
もやもや気分に霧払いしたところで唐揚を食す。唐揚は解凍しない。ハンデがなくては面白みがないからだ。ここで思わぬハプニングが発生。鈴に時間を取られ唐揚が中途半端に解凍されてしまったのだ。さらに先ほど食べた鈴が胃の中で膨れ上がる。唐揚が雑巾のようなビフテキに思える。死んだような目をしながら淡々と冷たい唐揚を口に運ぶ筆者を見て誰かがつぶやく。「食べきれなかった弁当を処理している人にしか見えない」。わずか8個の唐揚を15分かけて完食。次はゲームの世界で鈴と小鳥と戦う予定だったが筆者の体はボロボロだ。もう休みたいとの心の声に負け挑戦は幕を閉じた。
そうか俺はそういうやつだったんだな。今回の企画から得られる教訓は二つ。争いは何も生まない、そして自分に負けない心こそが何よりも大切という事だ。鈴と小鳥をいじめても何も得られない。自分と戦ってこそ真に素晴らしい成果を残せるのだ。日本の未来を担う子供たちには道徳の授業を通してこうしたことを学んでほしい。