【紀行】フランス・ドイツ旅行・後編 ~ミュンヘン ビール祭り~
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夏休みにパリ3泊・ミュンヘン2泊の女二人旅に出かけた筆者。前編ではパリで迷いに迷った様子をお伝えした。後編はミュンヘンの旅だ。
ミュンヘン編
旅行4日目、飛行機でパリからミュンヘンへ。パリでの反省を生かし、今度は事前にアクセスをチェックしておいたので空港からホテルへは問題なく行くことができた。
荷物を預けてさっそく近くの広場へ歩いて向かう。世界的に有名なビール祭り、オクトーバーフェストの開催前日なだけあってずいぶんにぎわっている。広場を歩いていって、厳かな新市庁舎が見えたときは鳥肌が立った。塔から眺めたミュンヘンの街並み、店でビールを飲みながら聴いた陽気な演奏など、ドイツっぽさを味わえたような気がする。
5日目、朝からミュンヘンの観光名所・レジデンツへ。かなり豪華絢爛な宮殿で、どの部屋を見ても感動した。係員の方はとても親切だったし、オススメのスポットだ。
その後行ったドイツ博物館では入口のドアを押さえてくれていた現地人と思わしきおじさんに「ダンケシェーン」と言ったら日本語で「どういたしまして」と返してくれた。かっこいい。割愛するがこの2日間も道に迷ったりバスがなかなか来なかったりしている。
最終日。夜には飛行機で帰らねばならない。朝からオクトーバーフェストの会場へ向かう。テントの中には大きなビールジョッキを持って談笑している人々がたくさん。実は筆者はこの旅行中ずっと微妙に腹を下し続けており、この日は整腸剤と下痢止めを飲むほどだったので1㍑のビールなど到底飲める気がしなかった。おとなしくミネラルウォーターを注文。ドイツまで来て水! 友人はビールでしっかり酔っぱらっていた。可愛い民族衣装を眺めているだけでも十分楽しめた。
夕方、ミュンヘン空港へ。帰国するためにはシャルルドゴール空港でいったん乗り継ぐ必要があるのだが、予約の都合上、我々に予定されていた乗り継ぎ時間はたったの1時間15分だった。「乗り遅れたらどうしよっか~」なんて話していたっけな……このときは。
結果から言うと、ミュンヘン発の便が1時間ほど遅れたので筆者らは予定の便に乗り継げなくなった。私も友人も初めての経験で、こんなときはどうすればいいのか何もわからない。とは言え、空港のスタッフに搭乗券を見せると私たちが乗り継げなくなって困っていることは読み取ってくれた。しばらく待たされたあとで「あっちのカウンターに行って」と言われて行ったのに誰もいなかったときはガッカリした。
なんとか話をしてくれるスタッフを見つけると、「今晩はホテルに泊まって。翌朝になったら上海経由便のチケットを発行するからカウンターに来て」とのこと。ホテル行きのバスがあると説明されて向かった先が全然バス停っぽくなかったときにはまた心が折れかけた。同じホテルに手配されたらしい二人組が「ここで合ってるよ」と言ってくれたので、もうどうにでもなれという気分で筆者らも震えながら立ち続ける。外なので寒いのだ。
しばらくしてバスに案内され、それから40分くらいしてバスが出発し、ようやくホテルに到着(深夜2時半)。4時間くらいしかいられないのに無駄に部屋がきれいだ。
翌朝、空港に戻りチケットカウンターに行ってようやくチケットを発行してもらえた。中国の広東経由の便だそうだ。昨夜上海経由と言っていたのはなんだったのか……いや、もう日本に帰れればなんでもいい。
広東で乗り継ぎ、ようやく羽田空港に到着すると当然のように荷物が届いていない。あれだけ「荷物は羽田まで送るから大丈夫」と言ってくれていたのはなんだったのか……。いやもう日本人スタッフと話ができるんだからどうにでもなる。筆者が仙台に帰った2日後、羽田から荷物が届き一件落着となったのである。
パリでもミュンヘンでも多少のトラブルはあったけれど、友人のおかげで楽しく過ごすことができた。私一人だったら何度心が折れていたか知れない。私の調査不足を反省するとともに、せめてもう少し英語を勉強しなくてはと強く感じた旅行であった。
(完)
ミュンヘン編
旅行4日目、飛行機でパリからミュンヘンへ。パリでの反省を生かし、今度は事前にアクセスをチェックしておいたので空港からホテルへは問題なく行くことができた。
荷物を預けてさっそく近くの広場へ歩いて向かう。世界的に有名なビール祭り、オクトーバーフェストの開催前日なだけあってずいぶんにぎわっている。広場を歩いていって、厳かな新市庁舎が見えたときは鳥肌が立った。塔から眺めたミュンヘンの街並み、店でビールを飲みながら聴いた陽気な演奏など、ドイツっぽさを味わえたような気がする。
5日目、朝からミュンヘンの観光名所・レジデンツへ。かなり豪華絢爛な宮殿で、どの部屋を見ても感動した。係員の方はとても親切だったし、オススメのスポットだ。
その後行ったドイツ博物館では入口のドアを押さえてくれていた現地人と思わしきおじさんに「ダンケシェーン」と言ったら日本語で「どういたしまして」と返してくれた。かっこいい。割愛するがこの2日間も道に迷ったりバスがなかなか来なかったりしている。
最終日。夜には飛行機で帰らねばならない。朝からオクトーバーフェストの会場へ向かう。テントの中には大きなビールジョッキを持って談笑している人々がたくさん。実は筆者はこの旅行中ずっと微妙に腹を下し続けており、この日は整腸剤と下痢止めを飲むほどだったので1㍑のビールなど到底飲める気がしなかった。おとなしくミネラルウォーターを注文。ドイツまで来て水! 友人はビールでしっかり酔っぱらっていた。可愛い民族衣装を眺めているだけでも十分楽しめた。
夕方、ミュンヘン空港へ。帰国するためにはシャルルドゴール空港でいったん乗り継ぐ必要があるのだが、予約の都合上、我々に予定されていた乗り継ぎ時間はたったの1時間15分だった。「乗り遅れたらどうしよっか~」なんて話していたっけな……このときは。
結果から言うと、ミュンヘン発の便が1時間ほど遅れたので筆者らは予定の便に乗り継げなくなった。私も友人も初めての経験で、こんなときはどうすればいいのか何もわからない。とは言え、空港のスタッフに搭乗券を見せると私たちが乗り継げなくなって困っていることは読み取ってくれた。しばらく待たされたあとで「あっちのカウンターに行って」と言われて行ったのに誰もいなかったときはガッカリした。
なんとか話をしてくれるスタッフを見つけると、「今晩はホテルに泊まって。翌朝になったら上海経由便のチケットを発行するからカウンターに来て」とのこと。ホテル行きのバスがあると説明されて向かった先が全然バス停っぽくなかったときにはまた心が折れかけた。同じホテルに手配されたらしい二人組が「ここで合ってるよ」と言ってくれたので、もうどうにでもなれという気分で筆者らも震えながら立ち続ける。外なので寒いのだ。
しばらくしてバスに案内され、それから40分くらいしてバスが出発し、ようやくホテルに到着(深夜2時半)。4時間くらいしかいられないのに無駄に部屋がきれいだ。
翌朝、空港に戻りチケットカウンターに行ってようやくチケットを発行してもらえた。中国の広東経由の便だそうだ。昨夜上海経由と言っていたのはなんだったのか……いや、もう日本に帰れればなんでもいい。
広東で乗り継ぎ、ようやく羽田空港に到着すると当然のように荷物が届いていない。あれだけ「荷物は羽田まで送るから大丈夫」と言ってくれていたのはなんだったのか……。いやもう日本人スタッフと話ができるんだからどうにでもなる。筆者が仙台に帰った2日後、羽田から荷物が届き一件落着となったのである。
パリでもミュンヘンでも多少のトラブルはあったけれど、友人のおかげで楽しく過ごすことができた。私一人だったら何度心が折れていたか知れない。私の調査不足を反省するとともに、せめてもう少し英語を勉強しなくてはと強く感じた旅行であった。
(完)