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【論点】応急学生寄宿舎を部室に ~「配分どう決まる?」支援課に聞く~

 10月20日に行われた学生団体に対する説明会にて、学友会総務部長の小田中直樹教授より部室の配分について話があった。現状として、学友会に属する多くの学生団体は部室を持てていない。そこで川内北キャンパステニスコート裏にある応急学生寄宿舎を部室に転用するという。




 応急学生寄宿舎は、元々2011年3月に発生した東日本大震災で被災した学生のための仮設住居として利用されていたが、使用期間の終了に伴い、部室に転用する運びとなった。大学によると、10月25日に改修工事を行う業者が決定し、今後のスケジュールについては10月末現在打ち合わせ中とのこと。(報道部注:11月13日より応急学生寄宿舎の内部改修工事がスタート。工事は12月25日まで行う予定だと大学がアナウンスした。)

 転用後の部室は2階建ての建物4棟から成り、1棟につき部室16部屋、倉庫2部屋が整備される。合計すると部室64部屋、倉庫8部屋を学生団体等が使えるようになる。現在部室を持たない団体は64に満たない。そのため、すでに部室を持っている団体に対しても部室移動等の要望があるかを調査し、全体的な部室の調整を行うという。

 肝心となる部室配分の方法については、学友会運営委員会(文化部長、体育部長、体育部2名、文化部2名、報道部2名)が作業部会となり、各団体に対してアンケート調査を実施するなどの方法で要望を確認し、そのうえで調整をすすめる。部室配分やアンケート調査、調整の手順はまだ決まっておらず、これから作業部会で検討していく。
▲内部改修工事がスタートし、
設備の取り壊しが進んでいる。(11月16日撮影)

 説明会に参加した部室を持たない学生団体の代表の一人は「学生団体の代表は大体が3、4年生で施設完成の頃には卒業してしまう。自分たちの要望がしっかりと反映されるのか心配だ」と不安をにじませる。一方で、説明会では課外活動施設の使い方について学生団体へ注意喚起がなされた。部室での喫煙や調理器具の使用、ゴミの不法投棄など、学生側にも問題は山積みだ。部室配分を迅速に進めていくためには、大学側と学生団体側がさまざまな側面で折り合いをつけていくほかないだろう。
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