【入学お祝い号2023】ネットから引用はアリ？ナシ？ 佐藤准教授「手段ではなく資料の信頼性が大事」

　レポートの作成にインターネット上の資料を引用することについて、佐藤准教授は「どの手段を用いたかではなく、自分の使おうとしている文献が信頼に足るものであるかどうか見極めることが大事」と話す。「インターネットがこれだけ普及した現在、『インターネットを利用するのが悪い』というのはない」。電子書籍の普及は大学でもみられる。現在閉館中で、今年11月に利用が再開される本学附属図書館北青葉山分館でも、オンラインジャーナルへの移行によって紙の蔵書数が減る予定。

　古い資料はインターネット上では確認できないものもある。また、インターネット上には虚偽の情報も多いため、「信頼性の高いものに出会える確率は図書館の方が高い」。必要な資料を、資料に適した手段で探すことが、効率的にレポートを作成するためのカギになる。