七大戦 総合V5逃す ~優勝は東京大~
東京大主管で行われていた第62回全国七大学総合体育大会(七大戦)が、先月20日閉幕した。本学は総合得点198・5点で5位だった。優勝は東京大。
本学は前回大会で史上初の総合4連覇を達成しており、今大会は総合5連覇が懸かっていた。第63回大会は名古屋大主管で行われる。《6,7面に関連記事》
史上初の総合5連覇が懸かっていた本学は、総合優勝を逃し、連覇記録は4で止まった。本学が総合3位圏外の順位となるのは、実に第51回大会(九州大主管、総合5位)以来の出来事だ。過去には本学の総合4連覇が懸かっていた第55回大会(東京大主管)でも東京大に総合優勝を阻まれており、またしても「鬼門」東京大に屈することとなった。
今大会、本学はスキー、バスケットボール男子、馬術、バレーボール女子、ハンドボール、フェンシング、水球、卓球女子の8競技で1位となり、前回大会の4競技から倍増した。一方、4位以下の競技は22競技に上り、これが総合得点の伸び悩みにつながった。
本学は馬術(2連覇)やフェンシング(7連覇)競技で変わらぬ強さを見せたほか、水球競技では2年前に学友会体育部の正規団体に昇格した本学水球部が初優勝を飾った。要所で前回大会総合優勝の地力を見せたものの、総合的な競技力で上位校に及ばなかった。
前回大会は新型コロナによる競技不成立や出場辞退が相次いだが、今大会では全ての競技が成立。制限なしの有観客で開催された競技もあり、「コロナ後」を改めて印象付ける大会となった。
大会の広報にも新たな取り組みがみられた。学生に七大戦への関心を高めてもらうことが狙いで、本学川内キャンパスでは一部競技のパブリックビューイングが実施されたり、学食でコラボメニューが発売されたりした。