【イベント】仙台オクトーバーフェスト ～飲んで 食べて 聴いて～

　仙台オクトーバーフェストが、先月8～24日のうち計14日にわたり、錦町公園（仙台市青葉区）で開催された。2006年から始まった本イベントは、今年で16回目の開催。ドイツや東北のビールをはじめ、ソーセージやザワークラウトといったドイツ料理、音楽ライブや大道芸などで、会場全体が活気で包まれた。

　本イベントはグリーンテントエリア（入場無料）と、ブルーテントエリア（入場料千円）の二つからなる。メインエントランス付近のグリーンテントは、キッズスペースがあったり、大道芸やマジックが行われたりして、家族連れでも楽しめるエリアだ。会場の内側にあるブルーテントでは、音楽ライブを行うセンターステージを囲むように、客席と店舗が並んでいた。

バンド演奏とビールを楽しむ来場者

　本イベントに出店した店舗数は25。本格派でありながら飲みやすいドイツビールや、フルーティーで口当たりの優しい東北のビールを飲み比べることができた。フードメニューも豊富で、ドイツ料理専門店のソーセージや三陸産のカキまで、さまざまなジャンルの料理がそろっていた。

　ブルーテント内では来場客がグラスを片手に、センターステージのバンド演奏に合わせ、歓声をあげたり踊ったりして、祭りを楽しむ様子が見られた。

　オクトーバーフェストの元祖は、ドイツのバイエルン州ミュンヘン市でのビール祭りだ。日本での開催は、03年に日比谷シティで行われた、ジャーマンフェストが発祥。本場ドイツでは毎年9月下旬～10月上旬の期間に同イベントが開催される。日本ではドイツとの異文化交流の側面が強く、春から秋にかけて全国で開かれている。