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報道部員の芋煮開催記 人生初の芋煮やってみた

  今年も芋煮会の季節となった。しかし筆者は東京都出身であり、芋煮会に行ったことも芋煮を食べたこともない。これは筆者が、初めての芋煮会を、手探りしながら主催者として開いた記録である。



 まず、芋煮会に必要なものを考えた。材料はまとめて購入し、あとで割り勘にすればよい。報道部の部室に、鍋や使い捨て食器がおおむねそろっていたので、道具も心配ない。実施場所には、サークル棟から近い牛越橋下の河原が良いだろう。報道部内で芋煮会への参加者を募ったところ、最終的に13人の部員に芋煮会へ来てもらえることとなった。



 先月某日、手伝いを引き受けてくれた2人の部員と筆者は、仙台駅に集まった。市内のスーパーマーケットで材料を購入し、部員の住むアパートで野菜の洗浄やカットといった下処理を、手分けして行った。13人分の材料は大量で、その下処理には苦労した。その後夕方17時ごろに牛越橋へと向かって他の部員と合流し、いよいよ芋煮会の開催である。


着火剤投入前の火


 まず、調理のために火をおこそうとした。しかし、持ってきたはずの着火剤が見つからない。手持ちの紙や薪に火を着けてみたが、火は大きくならない。ありがたいことに、近くで芋煮会をしていた他の団体から火や紙を分けてもらったが、それでも火は着かない。着火剤は結局、筆者のリュックサックから見つかったのだが、それが分かったのは開始から1時間が経ったころであった。着火剤を入れるとすぐに火が大きくなり、調理ができるようになった。筆者は申し訳無さとともに科学技術のありがたさを実感した。


着火剤投入後の火



 着火剤によって楽々と火を付けた後は、水や具材、調味料を入れて煮込んだ。具には里芋、豚肉、ニンジン、長ネギのほか白滝と木綿豆腐を入れた。部員の希望でサツマイモも入っている。味付けにはみそを使った。着火してから30分ほどで芋煮が完成したが、完成した時点ですでに18時半を過ぎ、日も落ちていた。この時に肌寒い中食べた、温かい芋煮の味は忘れられないだろう。柔らかくなった芋や肉がみその優しい味と合っていて、準備で疲れた体に染みる。おいしい芋煮を食べた後は部員宅に戻り片付けを終え、解散した。


調理中の様子



 今回の芋煮会では、夕方の暗く肌寒い時間帯に芋煮会を開催したこと、下処理や火おこしに時間がかかったことが反省点だろう。しかしいずれにしても、皆で食べた芋煮がおいしかったことは間違いなく、芋煮会の楽しさを知ることができた。


完成し皿に盛り付けた芋煮



 最後に、芋煮会に参加し、準備と片付けを手伝って頂いた部員の方々全員に、深く感謝したい。

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