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作ってみよう~仙台名物ずんだ餅~

 年末年始も近づいてきた。この時期はおせちやお雑煮など、季節ならではの食べ物が堪能できる。その中でも欠かせない一つは餅である。きなこや醤油砂糖、大根おろしなどさまざまな食べ方があるが、宮城県には全国に誇る、ある餅の食べ方がある。ずんだ餅である。今回は、「ごっつぉうさん―伝えたい宮城の郷土食」(みやぎの食を伝える会、2005年)を参考に、ずんだ餅を作ってみた。(岩折楓) 
      

完成したずんだ餅。


 参考資料では枝豆をゆでる所から始めるが、今回は冷凍の枝豆を使用した。豆をさやから取り出し、次に豆の薄皮をむく。無心でむくこと約30分。なかなか骨が折れる作業だ。そしてまな板で粗く刻む。すり鉢ですり潰すと鮮やかな緑色のペースト状に変わっていく。香ばしい香りが漂い、食欲がそそられる。軽くつまみ食いをしてみるが、味はただの枝豆だ。味付けをしていないのだから当たり前である。ずんだに調味料を加え、水でのばす。ずんだあんの完成だ。


刻まれた枝豆。香ばしい香りが漂う。


 餅を絡めて食べてみると、今度こそイメージ通りのずんだ餅であった。「まさか自分で作れるとは」と気分が高揚したこともあり、自作のずんだ餅は非常に味わい深いものだった。


 ずんだ餅作りは手間のかかる作業が多い。しかし、作り上げた感動もひとしおだ。かつては一家総出で作ることが多かったというずんだ餅。皆さんも家族や友人と作ってみるのはどうだろうか。
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