研究室訪問Q&A
大学のゼミやコース、卒業論文の指導教員を決める際に必要になる研究室訪問だが、その実態はどのようなものなのか。研究室訪問未経験の報道部員から集めた疑問に、経験者である報道部員の岩折楓(文・2)と元部員の深田歩(農・3)が答えた。(上野日菜多)
Q1 訪問する研究室はどのように決めたか
深田 3年の前期に参加したプレゼミの内容から決めました。プレゼミは、所属するコースの研究室それぞれに沿ったテーマでプレゼンを作るというもので、そこで面白そうだと感じた研究室を訪ねました。
岩折 研究室のサイトを見て調べてから「絶対に訪問したい」研究室と「自由枠」としての研究室を決めていました。最終的に「自由枠」として訪れた研究室を選んだので、いろいろな研究室を見た方が良いと思います。
Q2 研究室訪問の前に準備したことは
深田 私のコースでは研究室訪問がゼミ見学のような形式だったので、特に準備していませんでした。普段の授業を受けに行くような感じでした。
岩折 文学部は研究室が多いので、候補を絞るために下調べしました。ですが、研究室について詳しく知っていないといけない、ということはないと思います。
Q3 訪問中は何に注目したか
深田 内容・学生・教員の三つに注目しました。特に教員について、放任主義だと研究への意欲が維持できるか不安だったので、学生一人一人を気にかけてくれそうなところを選びました。
岩折 私は研究内容に加えて雰囲気を重視しました。かっちりした真面目な研究室から、一年中食事などのイベントを行っているような研究室まで本当にさまざまです。
―最後に研究室訪問についてアドバイスを
深田 具体的にやりたいことがあれば教員に伝えた方が良いです。また、雰囲気も大事です。他大の研究室を訪ねた際、先輩の雰囲気が苦手で落ち込んだことがありました。
岩折 私も、やりたいことをアピールする必要があると思います。元々行きたかった研究室でやりたいことを話したら別の研究室を勧められて、実際に行ってみたらなかなかいいなと思ったので、そこが第1希望になったという経験があります。