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【受験生応援号2024】全受験生の健闘を祈って! バンジー飛んできました

 まず、本記事を最後まで読む余裕のない受験生諸君に、一言。どうか自分に自信を持ってほしい。既に散々頑張ってきたであろう君たちに、いまさら「頑張れ」というのはナンセンスかもしれない。それでも言いたい。                 

「頑張れ、受験生!」

12月の寒空の下、群馬県の橋の上から筆者はそう叫んで、落ちていった。



 昨年11月某日、小紙「受験生応援号」の毎年恒例の企画、「受験生の代わりに〇〇してきた」の担当を引き受けることになった。本企画は弊部部員が「落ちる」「滑る」に関することに挑戦し、受験生の合格への願掛けにするというものだ。去年はスケートリンクを「滑る」という企画だったが、今年はバンジージャンプに挑戦し、代わりに「落ちる」という内容らしい。打ち合わせの結果、一緒に飛びたいという後輩Mと写真担当の後輩Yの3人で、12月30日、群馬県の「猿ヶ京バンジー」に行くことにした。



 新年迫る12月30日昼、猿ヶ京の某所に張り詰めた表情の3人が集結した。目を見合わせる筆者とM、お互い昨日はよく眠れなかったようだ。「猿ヶ京バンジー」は群馬県猿ヶ京にある高さ62メートルのバンジージャンプ。毎年約6000人ものジャンパーが非日常を味わいにここに訪れる。スタッフから簡単な説明を受け、体重を測定し専用の器具を装着すると、契約書にサインを促された。書面には「損害賠償請求及び医療費請求を行わないことを誓います。」の文字。2人の緊張が一気に高まる。 



 ―3・2・1、バンジー!!―近くにいるはずのスタッフの掛け声が遠く感じる。「受験生頑張れ!」そう叫んで覚悟を決めた。気がついたら真っ逆さまに地面めがけて落下していた。全身で風を感じる。心臓が体のてっぺんに持ち上がったような感覚だ。あっという間に最下点に到達した。ほんの一瞬の出来事だった。


バンジージャンプに挑む報道部員



 人はなぜバンジージャンプを飛ぶのか。現代ではそれはあえてスリルを味わうためだろう。しかしその起源は、バヌアツ共和国のある島で成人の儀式として行われていたものだという。大学に入学するための儀式ともいえる、受験。怖くておびえてしまうときもあるだろうが、諸君ならきっと乗り越えられる。覚悟を決めたら、あとは踏み出すだけだ。(赤星和也)

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