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【さぁくるどうでしょう】(34)―学友会応援団

 夕暮れの空の下、大迫力のかけ声と演奏が鳴り響く。エネルギッシュな動きと音が一体となった、圧倒される演舞だ。本学の部活動・サークルを紹介する連載「さぁくるどうでしょう」。34回目となる今回は、学友会応援団の魅力に迫る。



 60年以上の歴史をもつ応援団は、現在66名の団員を抱えている。その大半は大学生になってから初めて「応援団」に加入した。団員はリーダー部、チアリーダー部、吹奏部の三つに分かれ、それぞれ週2回のパート練習と、週1回の全体練習を行う。

 

全体練習の様子=川内ホール裏



 応援団の主な活動は、応援と演舞の二つに大きく分かれる。応援は、野球、アメフト、ラクロスなどの学友会体育部の試合に赴いて行う。演舞は、入学式や大学祭といった学内行事だけでなく、地域の夏祭りや仙台駅前ペデストリアンデッキでの受験生への激励など、学外においても盛んに行われている。また、年に1回、萩蜂祭を開催し、これまでの練習の成果を披露している。



 今年の8月は名古屋で行われる七大戦で、10日間、学友会体育部の応援を行う。最終日には、他大学の応援団と共に演舞を披露する、七大学合同演舞会も控えている。第62代団長の村山元気さん(理・4)は、「東北大学はおととしまで4連覇していたが、去年で連覇が途切れ、5連覇を逃してしまった。前回の4連覇は名古屋大会から始まったので、今年の名古屋大会で総合優勝を果たし、そこからまた連覇を重ねていきたい。そのために、しっかり我々で東北大生を後押ししていきたい」と意気込んだ。



リズムを刻む鼓手



 東北大学の応援団には、やるときは本気でやる、遊ぶときはとことん遊ぶというメリハリのある空気感があり、それが独自の魅力になっている。現在、「動」というスローガンを掲げ、活動中だ。応援で選手を後押しし、試合の結果をも動かし、演舞で観客の心を動かそうという思いが込められている。



 応援には勝ち負けが存在せず、結果が見えない。それでも、自分ではない誰かのために全力を尽くすところが、応援のかっこいいところだと村山さんは語る。



 頑張る全ての人を応援する学友会応援団、どうでしょう。

サークル活動 3561673395481939281
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