読み込み中

※ネット限定※【ニュース】本学オリジナルジェラート販売 留学生ら考案の自信作

 本学の留学生らと地元企業のコラボレーションで作られた「旅するジェラート」が先月1日~14日、エスパル仙台で販売された。「世界旅行」をテーマに、本学の留学生と国内学生の計10名が9種(9か国)のオリジナルフレーバーを考案。一部の商品は、留学生らが現地訪問した小松牧場(色麻町)のミルクや、JRフルーツパーク仙台あらはま(仙台市)で収穫したカシスを使用している。購入者からは、「どれもおいしい」「初めて食べる味」という声が聞かれた。



旅するジェラート。写真は「ピーナッツ&ジェリー」、「マンゴーとお米」、「林檎シュ
トゥルーデル」のトリプル。全く異なる味の3種だったが、不思議と相性がよかった



 本学留学生受け入れ120周年を記念して「東北大学 地域・社会共創『学生×じもと』プロジェクト」が始動した。その第一弾プロジェクトが、今回のジェラテリアNatu-Lino(ナチュリノ)を運営する図南商事株式会社の協力のもと考案された「旅するジェラート」である。



 販売までには、約4か月の開発期間があった。学生は県内の生産者の元を訪れ、乳牛の飼育やトマト栽培を見学したり、フルーツの摘み取りを体験したりなどの経験を積んだ。その学びを生かしながら、企業の人の前でのプレゼンテーションや3度の試食会を経て実現に至った。ラベルデザインも学生が考案している。当日はジェラートを考案した学生がおそろいのTシャツを着て店頭に立ち、慣れないながらも笑顔で接客する姿が見られた。



フレーバーを考案した学生ら



 9種のフレーバー一つ一つにストーリーがある。例えばアメリカをテーマとした「ピーナッツ&ジェリー」はピーナッツバターと甘いジャムを組み合わせたフレーバーだ。最初は日本人の舌に合うような、甘すぎない味に調整されていた。しかし考案者のKentstar Harsonoさん(工・2)はアメリカの家庭の味を追求し、ピーナッツバターとジャムの配合を試行錯誤し続けた。甘すぎるのではないかという心配の声もあったが、完成品を食べると誰もが納得したという。どのフレーバーも渾身の作。どの学生も自分のフレーバーを「自信作だ」と答えた。



 「どんどん失敗していい。焦っていい」と図南商事の鈴木知浩さん。自身も約30年前、アリゾナへの留学を経験した。その時の思い出は今でも宝物だという。「この子たちが社会で活躍するようになったとき、この経験を思い出して、宮城のことを気にかけてくれたらいい。これは長いスパンでのビジネスだと思っています」



 フレーバー全てを詰め合わせた9個セットが、今月28日開催の東北大学ホームカミングデーにて特別販売される。ナチュリノHPにて予約注文も可能。売上の一部は東北大学基金に寄付され、国際交流事業に活用される。



【フレーバー詳細(9種)】

①林檎シュトゥルーデル(オーストリア)

②ピーナッツ&ジェリー(アメリカ)

③エルダーフラワー檸檬(ドイツ)

④サンザシ(中国)

⑤ドリアン(インドネシア)

⑥コーヒーバニラ(スリランカ)

⑦シナモンバナナ(スウェーデン)

⑧抹茶パフェ(日本)

⑨マンゴーとお米(タイ)


ニュース 7085695459239041698
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts