読み込み中

鳥人間コンテストV奪還 トラブル続く飛行乗り越え

  第46回鳥人間コンテスト2024が7月27日、28日に琵琶湖湖畔(滋賀県彦根市)で開催され、同コンテストの人力プロペラ機部門で、本学学友会人力飛行部Windnauts(ウィンドノーツ)が2年ぶり7度目の優勝を果たした。記録は21823・69メートル。チーム記録および学生記録を更新した前年の飛行距離(42837・78メートル)には届かなかった。



Windnautsの集合写真(同部提供)



 前年に続く学生記録、チーム記録更新を目標に掲げ、今大会への準備が始まったのは1年前。機体の制作が開始され、操縦を担うパイロットが選出された。機体は今年4月末には飛行可能な状態であったという。その後は本学内の校庭や県内の滑空場を利用し、過去最多回数の試験飛行が行われた。同部の機体は、操縦席のペダルを漕ぐことでプロペラを回転させ推進力を得る。今年のパイロットを務めた登藤成琉さん(工・3)はジムで自転車を漕ぐなど、脚のトレーニングに集中。「パイロットも機体制作に携わるのが例年の慣習だったが、同期の仲間たちは作業を私に課すことなく、トレーニングに専念できる環境を与えてくれた」と振り返った。



 人力プロペラ機部門には全16チームが参加。同部は最終フライトとなり、部員は湖岸と船上からパイロットを見守った。強風などの障害はなかったが、飛行途中でパイロットと船上の部員が連絡をとるための無線機が故障。さらにパイロットの両足がつるなどトラブルが続き、そのまま着水となった。前代表の左高匡信さん(文・3)は人力飛行における不確定要素の多さを痛感。「目標としていた学生記録更新には届かなかったけど、優勝という結果は残せて良かった」とコメントした。



試験飛行の様子(同部提供)


 来年の目標について、現代表の長田智亜葵さん(工・2)は、「優勝はもちろん、悪条件で30キロメートル、好条件で50キロメートル飛ぶこと」とし、今年叶わなかった記録の更新を狙う。「機体制作では安全に気をつけつつ、数多くいる部員それぞれのモチベーションを維持できるようにしたい」と語った。

ニュース 6860888458927309094
ホーム item

報道部へ入部を希望する方へ

 報道部への入部は、多くの人に見られる文章を書いてみたい、メディアについて知りたい、多くの社会人の方と会ってみたい、楽しい仲間と巡り合いたい、どんな動機でも大丈夫です。ご連絡は、本ホームページやTwitterまでお寄せください。

Twitter

Random Posts