【ニュース】DEI Lounge 国際交流棟に開設
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先月16日から、毎週水曜日に川内北キャンパスの国際交流棟内に「DEI Lounge」が開設されている。学生や教職員は誰でも利用でき、自由な交流やセミナーなどを通じてお互いが尊重し合う社会の実現に向けて学ぶことができる。DEI推進センターの教員や学生スタッフが常駐する予定で、自分の抱える問題や悩みを相談したり、誰と話すこともなくくつろいだりとさまざまな利用の仕方が想定されている。
オープニングイベントでの交流の様子 |
本ラウンジの名前になっている「DEI:Diversity, Equity & Inclusion」は多様性、公正性、包摂性を表す理念で、本学は多様性と公正性を包摂する教育、研究、就労環境の実現のために「東北大学DEI推進宣言」を掲げている。
新たに始まったラウンジは、学内のDEI推進を図るためにDEI推進センターを中心に企画された。
開設のきっかけになったのは、今年2月に開催されたDEI推進フォーラムである。国内外の大学で多様な学生の居場所となる空間が整備されつつある中、本学学生からも設置の要望が上がった。フォーラムに参加していた牛尾則文・前理事(人事労務・環境安全・施設担当)らもその場で賛同し、場所の確保や運用方針に関する議論が本格的に進められた。
本ラウンジの運用初日には、オープニングイベントとしてゲスト講師を招いたワークショップが催され、学生数名と関係各所の職員が参加した。せんだい男女共同参画財団の職員から日本のジェンダー平等に関する講演があり、学生や職員を交えてグループごとに意見交換が行われた。
DEI推進センターの李善姫講師は「ラウンジでは上下関係なくフラットに過ごしてほしい。普段の大学とは全く異なる空間を提供したい」と話す。
本ラウンジは来年9月30日まで、毎週水曜日の13時から17時の間に開かれる。予約は不要だ。