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文化部に新たな助成金 地域交流の促進ねらい

 本学学友会文化部が、昨年度より「学内・地域貢献奨励金制度」を開始した。学友会文化部所属団体のなかで、東北大学学友会会則第1章第2条、第3章第16条3項に基づき「文化の交流並びに向上に資すると判断されるに足る活動」「学風の向上に資すると判断されるに足る活動」を行う団体を金銭面から支援することが目的だ。この制度は文化部独自のもので、具体的には地域の演奏会や公演、施設への訪問・指導など地域との関わりがある活動が対象になる。支援を受ける部は、文化部常任委員会での選考によって決定され、奨励金は学友会費から充てられる。昨年度は1月に募集を開始。3月から先月にかけて選考、入金が行われた。学友会落語研究部、学友会マンドリン楽部、学友会交響楽部の3団体への支援となった。

 学友会文化部常任委員会会計の菅野真名美さん(工・3)は、本制度を通して地域企業や地域住民との交流を促進し「学友会の文化部所属団体が、より大きなコミュニティ、規模で活動すること」につなげたい考えだ。本制度により地域に根差した活動を活発化し、活動範囲を拡大したり、より豊かな文化を育成したりすることを目指す。

 文化部には以前から同名の制度が存在していたが、過去の資料などは残されていなかったため、実際には運用されず、形骸化していた。数年間に渡る構想の末、昨年度に実現に至った。背景には「コロナ禍で停滞していた文化部委員会のさらなる発展や文化部委員会の活動の活発化へのきっかけになれば」という思いがあったという。文化部の支援制度としては他に、高額な備品の購入を援助する「備品購入援助制度」がある。それに対して本制度は、地域との関わりを重視し、直接的なサポートを行える点が特徴だ。

 菅野さんは「本制度をきっかけに、新たに地域との交流を深める団体や、地域とのつながりをさらに深める団体が増えたら」と期待をにじませた。

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