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【リニューアル】宮城県美術館 今月20日再開

  宮城県美術館が、今月20日リニューアルオープンする。2023年6月の閉館以来、約3年ぶりの再開に合わせて、リニューアルオープン特別展が8月23日まで開催される。



新設された「アート・ラウンジ」(写真は同美術館提供)


 同美術館は1981年11月に開館した。1970年代に県民や各種団体からの要望や寄付を背景に建設機運が高まり、1980年1月に着工した。開館当初は、「地域社会に根ざした『美と知識と憩い』を提供する『開かれた』美術館」という理念を掲げていた。


 今回のリニューアルに至った背景には、施設・設備が手狭になった点や老朽化に加え、美術館に求められる役割の多様化がある。コンセプトには、「記憶に残る・また訪れたくなる・常に新しい発見がある」美術館を掲げる。


 リニューアルに伴い、「キッズスタジオ」が新設される。同スタジオは子どもの感性や創造力を育む場で、創作や鑑賞、素材に触れる遊びなど、美術の基本を体験できるプログラムが行われる。また、絵本約850冊を備えた「えほんのへや」も併設される。


 同じく新設される「見える収蔵庫」では、美術作品を収蔵している状態をガラス越しに公開する。作品を保存し後世に伝えるという美術館の役割を体感できる。また、美術作品にとって安全な環境が整えられている様子や、絵画ラックに多数の絵画が掛けられた迫力ある光景も見どころだ。


 そのほか、アート・ラウンジが新設される。ここでは、景観を楽しみながら休憩できるほか、作品のデータ鑑賞や情報検索も可能だ。また、本館トイレ設備の更新や授乳室の新設に加え、レストランやミュージアムショップも拡充された。


 リニューアルオープン特別展「全館コレクションで魅せます 美術の時代」では、美術館の全館を活用し、開館40年以上にわたり蓄積されてきたコレクションを展示する。近現代美術の流れをたどり、宮城・東北ゆかりの作家の作品から、ドイツ表現主義を中心とした海外作品まで幅広く紹介する。


 同美術館は、その役割を鑑賞の場にとどめず、学びや交流、くつろぎの場としての機能を備えていく方針だ。「広瀬川の清流のせせらぎと河岸の緑が織りなす自然の調和を五感で感じ、美術と自然に囲まれた空間を気軽に楽しんでほしい」としている。

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