「東北大学新聞」オープンキャンパス号を配布しました

7月25日、26日に行われたオープンキャンパスにて、「東北大学新聞」オープンキャンパス号を配布しました。
記事は特設ページから→https://tonpress-oc2017.blogspot.jp/
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平成29年度東北大学基金課外活動奨励賞受賞

東北大学学友会報道部は、平成29年度東北大学基金課外活動奨励賞を受賞いたしました。
今年度は20団体が受賞しております。
今後とも学友会報道部をよろしくお願いいたします。

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【働くこととは】TTAグループ 押谷裕子さん


 「働くこととは」、今回は株式会社ダイバーシティ東北の代表取締役や協同組合ネクストステージ東北の代表理事、一般財団法人東北多文化アカデミーの代表理事などを務められ、また東北大学においても非常勤講師として講義を受け持つ押谷祐子さんにお話を伺った。三つの法人はTTAグループとして互いに連携をしながら、留学生、研修生の受け入れ、また海外からの観光客へのツアー企画などを行っている。この事業を始めた目的、そして今後への課題をお聞きした。




―どのような目的をもってこのような事業を始められたのですか

 
 在の日本社会は少子高齢化が進んできており、このままではいずれ国として成り立たなくなる恐れがあります。この状況に対処するためには、海外から何らかの形で日本に人が来ることが必要です。それは留学生や観光客という形だけでなく働く目的でということもあるでしょう。そういった中で「国際交流ネクストステージ」「隣の外国人」「日本をシェアしよう」という三つの言葉をキーワードとして事業を進めています。すなわち、国際交流といういわばお客さんのような状態から一歩進んだ、外国人が日常にいるということを実感でき、また彼らとコミュニティを共にする、いわば多文化共生社会の実現を目指しています。


―多文化共生社会ということを意識され始めたきっかけなどはありますか

 
 学時代に私は山岳部に所属しており、その一環で初めてネパールに行きました。裸電球が灯るだけの空港や、街並みを見て、世界ではこのように発展途上の国の方が多いのか、という衝撃を受けたのを今でも覚えています。その後も途上国に行くことに興味があり、ブータンやザンビアなどに行きました。そこでは本当にいろいろな文化が共存していました。テキサスでは多文化教育の修士号を取ったり、フィリピンではインターナショナルスクールで日本語教師を務めていたりと、長い間日本と海外を往復するような生活をしていました。日本に帰ってくるとやはり、人は優しいし安全でとても良い国だと感じるのですね。一つの日本文明を作り上げていると言ってしまっても良いかもしれません。しかしこの素晴らしい日本という国を維持するのは日本人だけではもう難しくなってきています。そうした中で、どのようにして外からやってくる人に、押し付けにならずに日本という文化の中に根付いてもらうかということを考えていました。


―東北地方、特に仙台を中心に活動される理由を教えてください

 
 つには私自身が仙台出身であり、愛着があるということが挙げられます。自分のいる場所を大切にしたいという思いが震災の後に益々強くなりました。例えば関西や九州ではすでに外国人の力がなくては産業が成り立たないほどの状況ですが、東北地方ではその意識がまだ薄いのです。中小企業と外国人留学生の人材マッチング、沿岸部の水産加工業者さんへの技能実習生紹介なども行いながら、彼らがこの地域のコミュニティに根付くことが出来るよう手助けをしています。


―最後に、若い世代へのメッセージをお願いいたします

 
 在も、そしてこれからも多くの外国人が生活者として日本にやって来ます。若い人たちにはその状況をきちんと知り、状況をコントロールするのは自分たちだという自覚をもってほしいと思います。数十年してから、おかしいな、ここはどこの国だろう、というような事態にならないように、いったん受け入れると決めたら外国人が日本にいるという事実にきちんと向き合い、どのように付き合っていくかを真剣に考えてほしいと思います。お互いの文化を認めようとする努力、共に生きていこうとする努力というものはきっと日本人になら出来ると私は思っています。日本人の調整力に期待したい。たとえ日本社会の担い手が日本人だけでなくとも、その文化の良い部分は昔も今も変わらない、そんな未来が来ると良いのではないでしょうか。
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