【ネタ記事】クックパッ○に挑戦 新料理を生み出そう!
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まだ梅雨にも入っていないというのに、すっかり夏の暑さに参り始めてしまっている。食欲も衰えはじめ、最近では素麺ばかりをゆでる日々。これはまずい、と食材を買いあさるが、筆者に料理センスは皆無である。クックパッ○という便利な投稿型レシピサイトを用いて指示通り食事を作ってみるが、何かもの足りない。自らの自炊生活を振り返り、こんなにクック○ッドに頼り切りの生活でいいのだろうか、という思いがよぎる。いや、いいはずがない。料理とは爆発だ、アレンジだ。指示を待つだけの人間に向上はありえない。そんなことを一念発起し、ク○クパッドに頼らない新たな可能性を考えることにした。
まずは〇ックパッドの検索欄にて、存在しなさそうな食材と調理の組み合わせを検索していく。どこかの誰かが作ったことのある料理は自らが創作したと胸を張って言えないだろう。まずは敵情視察だ。適当な食材ではキリがないため、夏バテ気味の体にもやさしい夏野菜に絞って料理レシピを創作することにした。しかし、流石はアクセス数・登録レシピ数が日本一のレシピサイト。こんな料理あるわけないだろ、というレシピでも一つ二つは検索に引っかかる。そもそも、筆者に考え付く料理などたかが知れている。数多くの料理を知っている料理上手なら、きっと自らレシピをアレンジしてもの足りない思いなどしないだろう。
ようやく見つけたヒット数0の組み合わせは、茄子とチョコケーキ、かぼちゃとグミ、というなんとも想像の付きにくい組み合わせだった。甘いものなら食欲の衰えている乙女にも別腹でぴったりな品だ。
チョコケーキの作り方など知らない筆者は、ケーキの作り方をクッ○パッドに頼るという矛盾を孕みながらも、ケーキ作りに取り掛かる。初めにつまずいたのは、茄子を生地に混ぜる工程だ。茄子だけでミキサーにかけようとしたのだが、ミキサーが空回りして使い物にならない。これは茄子を細かく切り、レンジでチンして柔らかくした上で少量の生クリームを加えて緩衝材とすることでクリア。加熱した茄子を入れたことで生地が食欲のそそられない土気色になったが、最終的に美味しくなればいい。焼き上げる時にはきちんと膨らむか不安だったが、無事に綺麗な焼き色になった。焼けてしまえば生地の色味も目立たない。あとはチョコレートでコーティングし、茄子の砂糖煮とドライトマトをトッピングすれば見た目は美味しそうなチョコケーキが出来上がった。
同時進行で行ったかぼちゃのグミは、まずかぼちゃのジュースを作るところから始まる。蒸かしたかぼちゃとリンゴジュースを混ぜるとよいという説があったためそれを採用した。手軽にかぼちゃジュースが出来上がり、ゼラチンと混ぜて冷蔵庫で固めればグミは完成だ。
グミというには若干柔らかい代物になってしまったが、見た目はどちらもそう悪くない。しかし、作るのも初めてなら食べるのも初めての料理。全く味の想像がつかない。早速ケーキを食べてみると、思ったよりも茄子の味がしない。葉っぱの味が強く、茄子というよりは抹茶に近いような味わいだ。ほのかな苦みがチョコの甘さとぶつかることなく一体になっている。茄子の砂糖煮もまるでフルーツのような爽やかさだ。途中はどうなることかと思ったが、想像よりも美味しい。野菜ケーキが流行る理由も理解できる。評価でいうと星3・5、と高評価をつけてもいい。
次に、かぼちゃグミを実食する。まず、なんともいえないぐにゃりとした感触が口の中に広がった。リンゴジュースを入れすぎたのか、始めはリンゴの味が強かったが、最後にはかぼちゃの味と、ミキサーでも液体化できなかったかぼちゃの繊維の食感が残る。食べた人により評価は異なったが、星でいうと1・5といったところか。五つ星にはほど遠い。
実際に自らの考えで作ってみると、普段レシピを見ながら調理ができる素晴らしさを改めて感じた。自分だけの感性で作る料理は失敗する可能性もあるが、誰かが一度作ったレシピの場合、ある程度美味しさが期待できる。しかし、試行錯誤の結果生まれたものが成功した時の達成感は格別だ。なんでもない料理でも更に美味しく感じる。失敗しても、またそれをバネにさらに美味しいものを作り出せばいい。既存のレシピを自分好みにアレンジするのもまたいいだろう。今回筆者が作った料理も、クックパッ○に載せておく。是非調理して、更に美味しくアレンジして欲しい。
茄子チョコケーキ
http://cookpad.com/recipe/3222091
かぼちゃグミ
http://cookpad.com/recipe/3217153