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【ネタ記事】最速で駆け抜けるのは誰だ! ~東西、冬のRUN~

 地下鉄東西線が開通して1か月。我々報道部ネタ記事課は無謀とも思える戦に挑んだ。題して「東西、冬のRUN」。取材で駆けまわり鍛えられた我々の健脚は、東西線のスピードを物ともせず八木山動物公園―荒井間を走破できるはずだ。筆者は部員T、Kとともに我々の雄姿を証明することに。ここ仙台で新たな戦の火ぶたが切って落とされた。




 ルールは単純明快。東西線と自転車、ランニングに分かれ、荒井駅をスタートして八木山動物公園まで誰が最も早く着くかを競う。東西線はKが担当、自転車はT、ランニングは筆者になった。勘がよい読者は明らかなデキレースだと気付くだろう。気のせいだ。

 午前10時、レース開始。荒井駅をスタートした筆者は東西線、自転車にすぐさま引き離された。誰もが想像した当然の結果。筆者も薄々だが分かっていた。スタートから10分、筆者は六丁の目駅に到着。1位はないと確信しつつも、休まず卸町、薬師堂、連坊、宮城野通と東側を約50分で走破した。もしかしたら自転車に青葉山で追いつけるかも。筆者が思った矢先にTから連絡が。「国際センター駅です」と……。

 しかし、この連絡でもっとも驚いたのは筆者でなく、東西線のK。なんと優勝を確信してか、薬師堂駅で途中下車をしていた。しかも余裕しゃくしゃくと駅近くの名所、陸奥国分寺でハトに餌をあげていたというのだ。まさに童話「ウサギとカメ」のウサギだ。慌てて駅に戻ったKは八木山動物公園に向かってひとっとび。そのころカメたちは、今回の企画で最大の難所、青葉山に立ち向かうことになった。

 自転車に遅れること30分。国際センター駅に着いた筆者は、いよいよ青葉山のふもとへ。東西線の高低差約100メートル攻撃が疲労した脚に襲いかかる。ここまで休まず走ってきた筆者もさすがに限界。「なんでこんなところに地下鉄作ったんだよ」と行き場のない怒りを抱きつつ、なんとか青葉山駅に到着。しかし、本当の地獄はここからだった。

 青葉山―八木山動物公園駅間は竜の口渓谷が広がっているため、東西線のルートを地上班は走れずう回してさらに青葉山のこう配に挑むしかない。下りかと思えば、八木山橋から驚きの急こう配の上り坂。地上班もここまでかと思いきや、自転車のTは「全速力で坂を下って楽しかった」というまさかの寝返り。筆者は膝の皿を心配しながら終点を目指す過酷な道のりだった。

 筆者が八木山動物公園駅に到着したのは、スタートから2時間5分後。真新しい駅を見つけたときは達成感でいっぱいだ。もちろん優勝は東西線で1時間10分。途中下車しても楽々の優勝だ。2位は自転車で1時間30分。ランニングが優勝する大波乱もなく、予想通りの結果で戦は終結した。

 企画直後から凄まじい筋肉痛に襲われた筆者。走る前から結果は分かっていたはず、という後悔がよぎる。KもTも揃って言った。「東西線は偉大だ」と。東西線との講和の証に賠償金200円を払って、報道部ネタ記事課はサークル棟へ戻った。
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