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【ネタ記事】探せ!確率10万分の1 ~四つ葉のクローバー探索譚~

 報道部ホームページの閲覧数が18万レビューを突破した。読者のみなさま、応援ありがとうございます。20万は目前、達すれば日本人の600人に1人が読むニュースサイトだ。
 2014年11月、ホームページ閲覧数の10万レビュー突破を記念して、ネタ記事課課長自らママチャリで10万m(川内~山形駅)を走破した。ならば、次の10万は―― 。筆者は思いつく。「10万分の1って、どんな確率だ? 」

 調べてみると四つ葉のクローバーを見つける確率が10万分の1という。四つ葉のクローバーが秘める幸運の力を借りて、早く20万レビューに達するよう筆者は部員Bとともにクローバー狩りへ飛び出した。

 3月某日午前10時、まず萩ホール前から捜索を始める。四つ葉のクローバーは、人に踏まれて芽が傷ついたり、日陰で光合成が難しかったりするとできるらしい。それを聞きつけると、木陰や歩道そばのクローバーを重点的に捜索した。

 開始1時間、2人は気付く。「これ、地味すぎないか? 」筆者(19歳・男性)とB(21歳・男性)が平日の日中に野原に腰を下ろして黙々と四つ葉のクローバーを探す。これのどこに幸運があるだろうか。

 つかの間の昼休みを終えると午後の捜索。萩ホール奥で四つ葉のクローバーを探す。人海戦術をしようと部員に呼びかけても音沙汰なく、しかも休みをとったことで急に飽きてきた。

 午後2時、部員Bはバイトのため離脱。残った筆者は西公園に場所を変えて捜索を続ける。にぎやかな公園で筆者は地面を見つめ四つ葉のクローバー探し。緑に過剰に反応し、見飽きたクローバーを嫌がる自分を抑え、公園中を探し回ったが見つからない。

 午後4時、西公園を諦めて、川内キャンパスに戻った。講義棟を横切る筆者の目の隅に緑が映る。自然と足が動き、しゃがみこんで、クローバーを一枚ずつ確かめていた。幸運とはこんなに見つけにくいものか…… 。哲学者になりかけた筆者は、さすがに疲れを感じて撤退を決めた。約7時間の捜索の末、四つ葉は見つからなかった。

 2日目。呼びかけても部員は集まらないし、いっそ花屋で買ってしまえばいいかと、諦めムードの筆者は重い足取りで萩ホール前に向かった。

 カフェモーツァルトの中庭を捜索する。どうせ、見つからない。そんな気持ちで探すこと30分。中庭の奥の木陰にしゃがみ一つひとつ調べる。「三つ葉、三つ葉、三つ、あれ、葉っぱが4枚…… 」。一瞬でこれまでの不運が吹っ飛び幸運に包まれた。とうとう四つ葉のクローバーを見つけたのだ。計7時間30分、筆者は10万分の1の確率に巡り合うことができた。

 四つ葉のクローバーは葉っぱ一枚一枚に意味がある。富、名声、満ちた愛情、素晴らしく健康。合わせて「True Love」を意味するらしい。筆者が見つけた四つ葉のクローバーは、読者のみなさんへのTrue Loveであり、感謝だ。
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