【ネタ記事】利きコーヒーやってみた ~コーヒーソムリエ目指して~
https://ton-press.blogspot.com/2016/05/blog-post_16.html
近代を代表する音楽家のベートヴェンは言った、「1杯のコーヒーはインスピレーションを与え、1杯のブランデーは苦悩を取り除く」と。
筆者はコーヒーが好きで、毎日3杯以上コーヒーを飲む。コーヒーを飲み始めた頃は砂糖と牛乳をたっぷり入れないと飲めなかったが、今ではブラックにしないとコーヒーを飲んだ気がしない体になってしまった。だが、ふと思ったことがある。果たして私は味を理解して飲んでいるのか、と。そこで筆者はコーヒーを飲み比べる「利きコーヒー」に挑戦した。
用意したのはコープ商品のオリジナルブレンドとモカブレンド、キリマンジャロブレンドの3種類と、別の会社のブルーマウンテンの計四つの銘柄だ。企画当初は自信があり、部員に「俺は違いが分かる編集長だ」と言っていたが、後に大恥をかくことになるとは露とも思わなかった。
まずそれぞれの銘柄の特徴を説明する。オリジナルブレンドは生協がブラジル、ベトナムなどの豆をセレクトしてブレンドしたコーヒー。モカは甘い香りと酸味が特徴で、コーヒーの貴婦人とも呼ばれている。キリマンジャロは甘酸っぱい香りとキレのある酸味が特徴。ブルーマウンテンは高貴な香りと優しい酸味が特徴だ。実はコーヒーを買う時に、ブルーマウンテンは10パック1000円という高級商品を選んだ。生協商品は10パック300円程度で、3倍近く値段が違うのだ。これだけ値段が変われば分かりやすいに違いない。大人げないと言われようとそんなの関係ない。当てさえすれば良いのだ。
さっそく部員にコーヒーを淹れさせ、それを数字の書かれた紙コップに入れた。まず1番のコップの香りを味わった。うーん、よく分からない。花粉症で鼻が詰まっている筆者には難しかった。次に口に含んでみた。コーヒーらしい苦みが口に広がり、ほんのり酸味を感じた。ただ、これだけを飲んでもよく分からないので他のコップのコーヒーを飲んでみた。四つ飲み比べて筆者は愕然とした。全部おいしいが、違いが少ししかなくてよく分からなかったのだ。これは困った。しかし部員の手前、分かっているふりをして「この香りは、ブルーマウンテンかな」などとうそぶいたら、答えを知っている部員が笑っていた。「いける!」と確信して他のものも解答していった。
結果は4問中1問正解という無様な結果に終わった。しかも当たったのはいつも飲んでいるオリジナルブレンドだけだった。1000円のブルーマウンテンすら分からなかった。部員のあの笑みは嘲笑だったのか…… 。20歳になったばかりの若造にはまだコーヒーの神髄へ至れないのだろう。また明日からコーヒーの修業が続く。なお、4杯のコーヒーは筆者がおいしくいただいた。そして筆者は、翌日お腹を下した。コーヒーの飲みすぎには気を付けよう。
筆者はコーヒーが好きで、毎日3杯以上コーヒーを飲む。コーヒーを飲み始めた頃は砂糖と牛乳をたっぷり入れないと飲めなかったが、今ではブラックにしないとコーヒーを飲んだ気がしない体になってしまった。だが、ふと思ったことがある。果たして私は味を理解して飲んでいるのか、と。そこで筆者はコーヒーを飲み比べる「利きコーヒー」に挑戦した。
用意したのはコープ商品のオリジナルブレンドとモカブレンド、キリマンジャロブレンドの3種類と、別の会社のブルーマウンテンの計四つの銘柄だ。企画当初は自信があり、部員に「俺は違いが分かる編集長だ」と言っていたが、後に大恥をかくことになるとは露とも思わなかった。
まずそれぞれの銘柄の特徴を説明する。オリジナルブレンドは生協がブラジル、ベトナムなどの豆をセレクトしてブレンドしたコーヒー。モカは甘い香りと酸味が特徴で、コーヒーの貴婦人とも呼ばれている。キリマンジャロは甘酸っぱい香りとキレのある酸味が特徴。ブルーマウンテンは高貴な香りと優しい酸味が特徴だ。実はコーヒーを買う時に、ブルーマウンテンは10パック1000円という高級商品を選んだ。生協商品は10パック300円程度で、3倍近く値段が違うのだ。これだけ値段が変われば分かりやすいに違いない。大人げないと言われようとそんなの関係ない。当てさえすれば良いのだ。
さっそく部員にコーヒーを淹れさせ、それを数字の書かれた紙コップに入れた。まず1番のコップの香りを味わった。うーん、よく分からない。花粉症で鼻が詰まっている筆者には難しかった。次に口に含んでみた。コーヒーらしい苦みが口に広がり、ほんのり酸味を感じた。ただ、これだけを飲んでもよく分からないので他のコップのコーヒーを飲んでみた。四つ飲み比べて筆者は愕然とした。全部おいしいが、違いが少ししかなくてよく分からなかったのだ。これは困った。しかし部員の手前、分かっているふりをして「この香りは、ブルーマウンテンかな」などとうそぶいたら、答えを知っている部員が笑っていた。「いける!」と確信して他のものも解答していった。
結果は4問中1問正解という無様な結果に終わった。しかも当たったのはいつも飲んでいるオリジナルブレンドだけだった。1000円のブルーマウンテンすら分からなかった。部員のあの笑みは嘲笑だったのか…… 。20歳になったばかりの若造にはまだコーヒーの神髄へ至れないのだろう。また明日からコーヒーの修業が続く。なお、4杯のコーヒーは筆者がおいしくいただいた。そして筆者は、翌日お腹を下した。コーヒーの飲みすぎには気を付けよう。