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仙台六大学野球 秋季リーグ終える ~粘り強い戦いに惜しみない拍手~

 10月15、16日にかけて仙台六大学野球秋季リーグ最終節、本学対宮城教育大学(以下宮教大)の試合が行われた。本学は執念の追い上げを見せるも宮教大に僅差で敗北しシーズンを終えた。




 15日の試合は、序盤からスコアリングポジションにランナーをおくもあと一本がでなかった本学。しかし、1点を追う四回の表、2死から連続内野安打と四球で粘りをみせ満塁にすると、3番鳩原がチームの期待に応え逆転のタイムリーヒットを放つ。このまま勢いに乗りたい本学ではあったがその後三者凡退が続く。

 先発橋口は五回まで1失点の好投をみせたが、六回の裏先制タイムリーを放った宮教大早坂にスリーランホームランを打たれ逆転を許してしまう。後続を任された投手陣の力投によりその後の失点はなく、反撃の機会をうかがう展開に。最終回に相手のミスにつけこみ1点差に詰めよるも一歩及ばず3対4で悔しい敗戦を喫した。

 16日の試合は、初回のチャンスを活かし2点を本学が先制。しかし、五回に先発を任された山越の制球の乱れから満塁のピンチになるとタイムリーヒット、押し出しにより宮教大が逆転。その後両チームとも一進一退の攻防が続き、試合は2点ビハインドのまま九回裏、本学の最後の攻撃に入る。この回の先頭バッター三原がツーベースを放つと、チームが勢いづきノーアウト満塁の最大のチャンスを迎える。このチャンスをいかし本学は九回裏に同点に追いつき、試合は延長戦までもつれ込んだ。

 三番手としてマウンドにあがった田村が、5回と3分の1を投げ8奪三振を奪う快投をみせるも、試合は延長十二回まで続いた接戦の末に7対5で本学が敗れた。


 リーグ最終節を勝利で飾れなかったものの、全員野球で粘り強く最後まで戦い抜いたチームの雄姿に試合後、スタンドから惜しみない拍手が送られた。

 本学硬式野球部の現4年生は、この最終節の試合で引退となる。ビハインドの中でも最後まであきらめず、チーム一丸となって戦う姿は後輩にも受け継がれていくのではないだろうか。今後、新チームとして臨む硬式野球部の来シーズンからのさらなる飛躍に期待したい。

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