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【一言居士】―2015年7月―飲酒運転

 罰則強化や再三にわたる啓蒙活動にも関わらず後を絶たない。飲酒運転による事故のことである。周知のことではあるが飲酒は人の判断力を低下させる。そして、飲酒運転は運転手の飲酒を知りながら同乗した人も、車両を提供した人も罪に課されるほどの重大な犯罪である▼北海道で飲酒運転の車の衝突により家族4人が亡くなり1人が重傷を負った事件を記憶にとどめている方も多いだろう。痛ましい事件の影響は被害者の遺族や関係者はもちろん、加害者にも一生ついて回る▼「酒に罪はない。泥酔する者に罪がある」。アメリカ独立宣言を起草したベンジャミン・フランクリンの言葉である。300年以上前の偉人の言葉は今も我々には耳が痛い▼まもなく始まる夏季休暇では車を使って遠出したり、免許を取得したりする学生が多いだろう。酒を飲んだ後には車を運転してはいけないということ、まして事故を起こしてしまえば気の緩みでは済まされないことを一人ひとりが改めて肝に銘じるべきだ▼最後に読者の方が楽しい中にも節度のある夏を過ごし、世の中から飲酒運転による事故が一日でも早くなくなることを切に願う。
(文責:滝澤)
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