【一言居士】―2017年1月―伝言ゲーム
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皆さんは「伝言ゲーム」をしたことはあるだろうか。グループに分かれ、合言葉を順に伝えてその変化を楽しむ遊びである。合言葉は短いものである場合が多いが、時として全く違う言葉になってしまうことがある▼日常の中で私たちは常に伝言ゲームをしながら生きている。相手の言葉を聞き、相手に言葉を話す。そこから誤解が生じることも当然少なくない▼最近では、誤解を恐れてコミュニケーションを放棄する人々や、あえて誤解を招き、議論を混乱させようとする人も出現している。誰もが簡単に発言できるネットの発達に伴い、その傾向はより強まっている▼それでも、私たちは会話をし、言葉を交わしながら生きていかなければならない。それゆえに、きちんと相手の言葉の意味を理解し、自分の言葉を相手に誤解なく理解してもらえるように努めなければならない▼それは、誰もが気軽に情報を発信できるようになった今こそより必要な能力であろう。この能力がある人こそ真の「コミュ力」がある人ではないだろうか。
(文責・高橋)