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【一言居士】―2017年4月―総長評

 新年度になり、気を引き締めている人も多いことだろう。恐らくこの人も。本学の里見進総長である。今年度が総長としての任期の最終年度だ▼里見総長は2013年に「里見ビジョン」を策定。「人が集い、学び、創造する、世界に開かれた知の共同体」「ワールドクラスへの飛躍」「復興・新生の先導」を目指している。本学はこの「里見ビジョン」の下でさまざまな施策を行ってきた▼グローバルな人材の育成を目的とした「東北大学グローバルリーダー育成プログラム(TGLプログラム)」の導入や、産学連携の強化は里見総長になってからだ。また川内ホールの整備や附属図書館の改修など、学内環境の充実にも力を入れてきた。高校の進路指導教諭から面倒見が良く、生徒を伸ばしてくれる大学だと評価されているとする大学通信の調査もある▼課題といえば、職員の労働環境の悪さを改善する姿勢が見られないことだ。12年に過重労働で自殺した准教授が同年に労災認定を受けるなど、教職員の労働環境の悪さが顕在化した状況の中で、里見総長は就任した。それにも関わらず、具体的な改善策を未だ示せていないのが現状だ▼功罪をすべて受け入れ、謙虚に大学運営を行うことが求められる。これだけの改革を行えたのだから、問題点を解決できる力はあるはずだ。
(文責:村上)
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