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【一言居士】―2018年4月―男はしれっとしていればいい

 「男はしれっとしていればいい」という言葉には独特の重みがある。気まずさや後ろめたさを抱く物事に対してどう向き合っていけばいいのか。「なに簡単なこと、気にしなければいいのだ、男はしれっとしていればいい」この一文をある漫画で見かけてから、私は腹の中にすとんと落ちるような落ち着きを手にすることができた▼そういえばこの間の国会では佐川宣寿氏が終始しれっとした答弁をしていた。財務省が森友学園との土地取引をめぐって問題で文書を改ざんしていた問題。「だれがどういう経緯で改ざんを指示したか」という質問に対して自身の「刑事訴追の可能性のために答弁を差し控える」と佐川氏。事実がどうであれ自身の口からは決して公にはしない様子だ▼個人的な小さなことであれば当事者も少ないしそのうち風化する見込みがある。しかし国レベルの大きな問題ではどうか。一部の国民をはじめ、野党はいつまでも抗議し続けるだろう。そうなってくると「男はしれっと」など言っていられなくなる。
(文責:鈴木)
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