【一言居士】―2018年5月―ウルトラマンアグル

　先日、レンタルビデオ店に出向いたとき、懐かしい作品を見つけた。「ウルトラマンガイア」。１９９８年に放送された作品である。子どものころから好きな作品だったので久しぶりに見てみることにした▼この作品には主人公のウルトラマンガイアの他にウルトラマンアグルという青いウルトラマンも登場する。彼が開発した光量子コンピューター「クリシス」は地球を守るためには人間を排除しなければならない、とするデータを示した。そのため彼はその答えに基づき、人間のためではなく地球のために怪獣たちと戦い、人間を守ろうとするガイアと対立する▼アグルの考えには一理あるなと思った。もともと人間は地球に住む一動物に過ぎないにも関わらず、たった数千年で地球を支配して自分勝手に地球を荒らしまわった。そのくせ今になって地球温暖化やオゾン層の破壊など環境問題が深刻だとぬかす。なんと傲慢で滑稽なことだろうか▼地球にとって人間は害でしかない。それでもこの青き美しい惑星は我々を住まわせてくれる。人間は地球から頂いた慈悲を胸に刻み、もっと謙虚に生きる必要がある。
（文責：今井）