【新入生向け2019】新歓期はどう過ごす？ ～楽しい大学生活への第一歩～

　4月。それは戦争の1カ月。その戦争が繰り広げられる舞台、それが部活動、サークルの新歓である。本学の各部活動、サークルは新入生を求めバチバチの奪い合いを繰り広げる。一方、新入生にとっても勝負の1カ月であることに間違いない。ここでの選択が今後の4年間を決するといっても過言ではないからだ。いわば、大学生活における種まきの時期。ここでは新歓に向けての心構えを新入生に伝授したい。



　本学の部活動、サークルは、学友会と言われる文化、体育などに関する自発的な活動のための全学的な組織の傘下にある。学友会は大きく総務部、体育部、文化部、報道部に分類され、体育部、文化部の下には正規団体、準加盟団体、登録団体が置かれている。正規団体がいわゆる「学友会○○部」と呼ばれるもので、加盟団体、登録団体がサークルにあたる。

　さて、本題の新歓に向けての心構えに関してだが、友達がいなかったとしても積極的に自分から部活動、サークルに足を運ぶことをお勧めしたい。大学は高校までと交友関係の種類が大きく異なる。クラスという概念がほぼ存在しない学部もあるため、学部内の交友関係はある程度限定的なものにならざるを得ない。逆に部活動、サークルは所属する数に制限がないため、友達を作る大きなチャンスになる。もちろん友達をつくることが一番の目的ではないと考える人もいるとは思うが、交友関係が大学生活を豊かにする一助になり得ることは頭に入れておいてほしい。

　本学では今月に新歓活動が多く開催される。今月6日開催のスプリングフェスティバルは新歓期のメインイベントである。他にも各団体で花見や新歓コンパなどが催される。上級生にタダで食事に連れて行ってもらえることも多い。新入生諸君にはぜひともこの機会を大いに活用してもらいたい。

　ただ、なるべく多くの新歓活動に参加しつつも、気に入った部活動、サークルに足を運ぶ機会を徐々に増やしていくことを勧める。多くの新歓活動に参加することだけに固執していると、各団体で徐々に形成されるコミュニティに乗り遅れる可能性があるからだ。ちなみに筆者はコミュニティに乗り遅れた結果、食事会で完全に孤立してしまった苦い経験を持つ。新入生にはこのような辛い思いは味わってほしくない。

　ここまで交友関係に焦点を当ててきたが、人それぞれ部活動、サークルに求めるものは違って当然だ。もちろん大学生たるもの、最優先すべきは学業である。アルバイトを新しく始める人もいるだろうが、自分に合った4年間のライフスタイルを思い描きながら負担を感じない程度に新歓に参加してほしい。入学から1年経った筆者は4月が勝負だと強く断言しておく。