【ネタ記事】突如開催!激辛デスマッチ ~平凡な日常に刺激を~
https://ton-press.blogspot.com/2019/07/gekikara.html
部室でだらける部員が1人。筆者だ。「だめだ、やる気が出ない」。勉強はやりたくないし、バイトも今日はお休み。部室にいても床に転がっているだけ。まごうことなきダメ人間である。何か刺激的なことでもないだろうか……。考え込む筆者に編集長が一言。「刺激と言ったら、辛さだよ。激辛なものを食べようよ」
正直、食べたくない。筆者は辛い物が大の苦手なのだ。だが、逃げていいのだろうか。体を張ってこそ、真の報道部員。それに、私には部員という仲間がいる。みんなとなら、激辛を楽しめるかもしれない。筆者は宣言した。「報道部激辛勝負を開催する! 部員よ、カモン!」
筆者の呼びかけに応え、集まったのは6人の部員。激辛への挑戦に燃える者、お腹が空いたからなんとなく来た者など、参加動機はさまざまだ。
激辛勝負のために用意したのは、七味とカップ麺の赤いき〇ね。カップ麺に七味を少しずつ加えていく。最初に、どの程度七味を加えると激辛になるのか確認するためにデモンストレーションを行い、その後本選を行う。本選では、カップ麺を完食した者を勝者とする。
デモンストレーションに挑戦するのは、編集長と部員T。まずはカップ麺に七味を10回振りかける。「全然辛くない」と両者共に余裕の表情。ためらうことなく七味を加えていくと、あっという間に50回、ついには100回に到達してしまった。編集長の顔からは汗が噴き出、顔をしからめながらも、「いや、まだいける」と止める気配はない。部員Tもきつそうだが、麺をすすり続ける。何が彼らに激辛カップ麺をすすらせるのか。これが激辛の魔力なのかと筆者はあぜんとしていた。
ついに200回目。さすがの2人も限界のようだ。顔をしかめすぎて、表情もよく分からない。ここまでくると、スープは真っ赤。まさに赤いき〇ねである。「本選、やりたくないな……」。心の底から筆者は思った。
とはいえ、七味の辛さを確認できたので、本選へと移る。参加するのは、編集長と部員T以外の4人だ。
デモンストレーションと同様、まずは10回振りかけ、麺をすする。「いや、辛いのだが」と筆者。やはり、筆者に辛い物は無理だった。なぜ激辛勝負をやろうだなんて言い出してしまったのだろうか……。早くも後悔し始めるが、まだ耐えられるレベルの辛さ。リタイアには早すぎる。実際、他の3人は平気そうである。七味を振りかける。麺をすする。皆、二つの行為をただただ繰り返す。
そんなこんなで50回目。七味たっぷりスープを飲み、むせる筆者。もう耐えられない。「リ、リタイア……」。そう力なくつぶやく筆者が最初の脱落者となった。筆者より辛い物に耐性のある部員FやUも「胃が痛い……」「目が痛い……」とつらそうだ。一方、「まだまだですね」と余裕綽々なのは部員K。平然と麺をすする。負けじと部員Fも続ける。70回目に到達し、部員Uもリタイア。勝負は部員Kと部員Fの一騎打ちとなった。そして、デモンストレーションで最高値であった200回目へ。「地獄みたいなスープ」とつぶやくのは部員F。スープに蓄積された七味の辛さで大ダメージを食らった様子。死んだ顔をしている。一方、部員Kは「そろそろきつい」と言いながらも、涼しい顔をして完食してしまった。彼にとって、どの辺がきつかったのか全く分からない。部員Kが勝者であることは、誰の目から見ても明らかだった。
そんな彼のそばで、「お腹痛い、死ぬ……」とうなる編集長と部員F。苦しむ2人を見て、たとえ刺激が欲しくなっても、激辛にはもう二度と頼らないと筆者は誓った。読者の皆さんはくれぐれも真似しないように。
正直、食べたくない。筆者は辛い物が大の苦手なのだ。だが、逃げていいのだろうか。体を張ってこそ、真の報道部員。それに、私には部員という仲間がいる。みんなとなら、激辛を楽しめるかもしれない。筆者は宣言した。「報道部激辛勝負を開催する! 部員よ、カモン!」
筆者の呼びかけに応え、集まったのは6人の部員。激辛への挑戦に燃える者、お腹が空いたからなんとなく来た者など、参加動機はさまざまだ。
激辛勝負のために用意したのは、七味とカップ麺の赤いき〇ね。カップ麺に七味を少しずつ加えていく。最初に、どの程度七味を加えると激辛になるのか確認するためにデモンストレーションを行い、その後本選を行う。本選では、カップ麺を完食した者を勝者とする。
デモンストレーションに挑戦するのは、編集長と部員T。まずはカップ麺に七味を10回振りかける。「全然辛くない」と両者共に余裕の表情。ためらうことなく七味を加えていくと、あっという間に50回、ついには100回に到達してしまった。編集長の顔からは汗が噴き出、顔をしからめながらも、「いや、まだいける」と止める気配はない。部員Tもきつそうだが、麺をすすり続ける。何が彼らに激辛カップ麺をすすらせるのか。これが激辛の魔力なのかと筆者はあぜんとしていた。
ついに200回目。さすがの2人も限界のようだ。顔をしかめすぎて、表情もよく分からない。ここまでくると、スープは真っ赤。まさに赤いき〇ねである。「本選、やりたくないな……」。心の底から筆者は思った。
とはいえ、七味の辛さを確認できたので、本選へと移る。参加するのは、編集長と部員T以外の4人だ。
デモンストレーションと同様、まずは10回振りかけ、麺をすする。「いや、辛いのだが」と筆者。やはり、筆者に辛い物は無理だった。なぜ激辛勝負をやろうだなんて言い出してしまったのだろうか……。早くも後悔し始めるが、まだ耐えられるレベルの辛さ。リタイアには早すぎる。実際、他の3人は平気そうである。七味を振りかける。麺をすする。皆、二つの行為をただただ繰り返す。
そんなこんなで50回目。七味たっぷりスープを飲み、むせる筆者。もう耐えられない。「リ、リタイア……」。そう力なくつぶやく筆者が最初の脱落者となった。筆者より辛い物に耐性のある部員FやUも「胃が痛い……」「目が痛い……」とつらそうだ。一方、「まだまだですね」と余裕綽々なのは部員K。平然と麺をすする。負けじと部員Fも続ける。70回目に到達し、部員Uもリタイア。勝負は部員Kと部員Fの一騎打ちとなった。そして、デモンストレーションで最高値であった200回目へ。「地獄みたいなスープ」とつぶやくのは部員F。スープに蓄積された七味の辛さで大ダメージを食らった様子。死んだ顔をしている。一方、部員Kは「そろそろきつい」と言いながらも、涼しい顔をして完食してしまった。彼にとって、どの辺がきつかったのか全く分からない。部員Kが勝者であることは、誰の目から見ても明らかだった。
そんな彼のそばで、「お腹痛い、死ぬ……」とうなる編集長と部員F。苦しむ2人を見て、たとえ刺激が欲しくなっても、激辛にはもう二度と頼らないと筆者は誓った。読者の皆さんはくれぐれも真似しないように。