【オープンキャンパス2019・受験生への指南】英語編
https://ton-press.blogspot.com/2019/08/oceigo.html
英語は文系、理系ともに大学入試を突破するうえで重要な科目である。今回は、受験で英語を数少ない得点源としていた筆者がその対策方法を紹介する。
例年、本学の前期試験の英語は大問四つで構成されており、第1、2問が評論文などの読解、第3問が会話・対話文の読解、第4問が和文英訳である。これに即して英語の解き方や勉強法を挙げていく。
まずは評論文などの解き方である。本学の前期試験では問題用紙の3ページ近くを占める長文が二つ出題され、そのジャンルも多岐にわたる。しかし、内容を理解するための重要なポイントさえ押さえれば攻略は難しくない。それは「本文への適切な書き込み」である。試験時間内に何度も本文を読み返す時間は無い。そこで、最初に設問で求められている情報を大まかに把握し、1回の読解で必要な部分に目印をつけることが重要になる。筆者の場合、解答の要素となる部分を見つけたら、代名詞の示すものを線でつなぎ、対比する必要のある部分はそれぞれ違う図形で囲み、読解の妨げとなる挿入句や副詞はかっこで囲むなどの方法を取っていた。このように、日々の過去問演習を通じて自分なりの目印の付け方を習慣にするとよいだろう。
次に会話・対話文の読解に移る。基本的な文章理解の方法は先に紹介したものと同じだ。この大問の特徴は何といっても自由英作文である。この問題は、設問の要求に沿った形で適切な単語と文法を用いて解答すれば高得点が狙える。すなわち、内容を吟味する必要性は全く無い。例えば「本文を踏まえ、あなたは◯◯の制度に賛成か反対か、理由とともに答えよ」という問題を前にして、真剣に立場を悩んでしまう人がいたら要注意だ。難しい単語やイディオムを使う必要もない。出来るだけシンプルな表現で、誤りなく作文することが得点の確保につながるのだ。
続いては和文英訳である。この問題では、例えば「頭に血がのぼった」というフレーズを「怒った」と変換するように、日本語の複雑なニュアンスを英語で上手く言い換える力が求められる。筆者の経験によれば、主に九州大、名古屋大、神戸大などの前期試験でも本学の形式に類似した和文英訳が登場していた。これらの問題も参考にして少しずつ英訳に慣れていくことが重要だろう。
ここまで大きく三つの分野に分けて紹介したが、最後に一つ。全てに共通して重要なのはやはり語彙である。基本的な語彙が無ければ長文の読解は困難になってしまい、英作文の表現の幅も広がらないだろう。しかし、やみくもに英単語とその意味を対応させて頭に詰め込むだけでは、いざ長文の中で覚えたはずの英単語が現れたときになかなか思い出せない。筆者は、英単語をマスターするうえで英作文をおすすめする。覚えたい単語をいくつか用意し、それらを必ず一回使って英作文をしてみると効果的だろう。作文の中で英単語をどう使うか試行錯誤した経験が、それぞれの単語を頭に定着させやすくするのだ。
以上はあくまで筆者の経験に基づく手法だ。所々参考にしつつ、皆さんそれぞれにとって最適な英語学習の方法を模索していってほしい。
例年、本学の前期試験の英語は大問四つで構成されており、第1、2問が評論文などの読解、第3問が会話・対話文の読解、第4問が和文英訳である。これに即して英語の解き方や勉強法を挙げていく。
まずは評論文などの解き方である。本学の前期試験では問題用紙の3ページ近くを占める長文が二つ出題され、そのジャンルも多岐にわたる。しかし、内容を理解するための重要なポイントさえ押さえれば攻略は難しくない。それは「本文への適切な書き込み」である。試験時間内に何度も本文を読み返す時間は無い。そこで、最初に設問で求められている情報を大まかに把握し、1回の読解で必要な部分に目印をつけることが重要になる。筆者の場合、解答の要素となる部分を見つけたら、代名詞の示すものを線でつなぎ、対比する必要のある部分はそれぞれ違う図形で囲み、読解の妨げとなる挿入句や副詞はかっこで囲むなどの方法を取っていた。このように、日々の過去問演習を通じて自分なりの目印の付け方を習慣にするとよいだろう。
次に会話・対話文の読解に移る。基本的な文章理解の方法は先に紹介したものと同じだ。この大問の特徴は何といっても自由英作文である。この問題は、設問の要求に沿った形で適切な単語と文法を用いて解答すれば高得点が狙える。すなわち、内容を吟味する必要性は全く無い。例えば「本文を踏まえ、あなたは◯◯の制度に賛成か反対か、理由とともに答えよ」という問題を前にして、真剣に立場を悩んでしまう人がいたら要注意だ。難しい単語やイディオムを使う必要もない。出来るだけシンプルな表現で、誤りなく作文することが得点の確保につながるのだ。
続いては和文英訳である。この問題では、例えば「頭に血がのぼった」というフレーズを「怒った」と変換するように、日本語の複雑なニュアンスを英語で上手く言い換える力が求められる。筆者の経験によれば、主に九州大、名古屋大、神戸大などの前期試験でも本学の形式に類似した和文英訳が登場していた。これらの問題も参考にして少しずつ英訳に慣れていくことが重要だろう。
ここまで大きく三つの分野に分けて紹介したが、最後に一つ。全てに共通して重要なのはやはり語彙である。基本的な語彙が無ければ長文の読解は困難になってしまい、英作文の表現の幅も広がらないだろう。しかし、やみくもに英単語とその意味を対応させて頭に詰め込むだけでは、いざ長文の中で覚えたはずの英単語が現れたときになかなか思い出せない。筆者は、英単語をマスターするうえで英作文をおすすめする。覚えたい単語をいくつか用意し、それらを必ず一回使って英作文をしてみると効果的だろう。作文の中で英単語をどう使うか試行錯誤した経験が、それぞれの単語を頭に定着させやすくするのだ。
以上はあくまで筆者の経験に基づく手法だ。所々参考にしつつ、皆さんそれぞれにとって最適な英語学習の方法を模索していってほしい。