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【選挙特集】『Activate仙台』選管と学生が協力 ~若者へ投票呼び掛ける~

 Activate仙台とは、2017年5月に設立された、若年層の投票率を向上させることを目的とした選挙啓発のボランティア団体だ。仙台市選挙管理委員会と市内の大学生が協力して活動しており、本学にもActivate仙台に所属している学生がいる。活動内容や活動にかける思いについて、仙台市選挙管理委員会の中尾優子さんと、Activate仙台の一員として活動する宮本翔吾さん(経・4)に話を伺った。


 核となる活動は、月に一度の定例会だ。ここでは、主に効果的な選挙啓発活動の方法について話し合いを行う。啓発対象として中心になるのは、10代、20代の若年層の有権者だ。年齢の近い大学生が啓発方法を考えることで、若年層に関心を持ってもらいやすい啓発活動を行えるという。定例会の他にも、メディアへの出演を通じた投票の呼び掛けやマーカーペン、うちわのような啓発グッズの配布、中高生への選挙出前授業を行うなど、活動は多岐にわたる。

 Activate仙台は設立されてから間もない。しかし、中尾さんは「大学生のような投票率の低い若年層に選挙啓発活動を続けてもらうことで、Activate仙台のメンバーから、家族や友人といった周囲の人々へ選挙について考えることの大切さを伝えることは可能だ」と考えている。今すぐに社会に影響は与えられなくとも、個人の考え方に何かしらの影響を与えられればActivate仙台が活動する意味があるのだという。実際に宮本さんは「選挙管理委員会の人と関わることで政治を身近に感じ、投票率を上げるために自分にできることはあるか」と考えるようになったという。

 中尾さんは、投票に行くことについて、「自分の将来の暮らしを考える」という点では、進路や就職先を考えることと本質的には何ら変わらないと考えており、「自分の生きている世界で自分の意見を発信することを大切にしてください」と呼び掛ける。最後に、投票に行かず、若年層の投票率が下がることは自身の将来にとって大きな損失となるため、周囲の人も誘って投票所に足を運んでほしいと結んだ。
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