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【ニュース】BCP レベル4に引き上げ ~構内立入禁止、経済支援など多くの対策実施~

 新型コロナウイルス感染症の猛威が止まらない。さまざまな分野で社会への影響が一層懸念される中、本学は先月17日に「東北大学の行動指針(BCP)」を5段階中の上から2番目に当たるレベル4に引き上げた。これにより、研究活動、授業、課外活動、学内会議、事務体制に制限が加えられることになった。




新型コロナウイルス感染症拡大防止のために今「私たち一人ひとりに」できることとは


 研究活動に関して、①中止することにより大きな研究の損失を被ることとなる、長期間にわたって継続している実験を遂行中の研究スタッフ②進行中の実験を終了あるいは中断する業務に関わる研究スタッフ③生命の世話、液体窒素の補充、冷凍庫修理などの研究材料の維持あるいはサーバーの維持のために一時的に入室する研究スタッフのみ研究室への立ち入りが許可される。事情によっては大学院生・研究員も認められる場合がある。また、できるだけ交代制とし、立ち入り者相互の面談を避けるようにとの通達があった。

 授業、学内会議に関してはオンラインのみ、対面での課外活動は全面禁止となるが、オンラインでの活動は認められる。事務体制については、現在進行中の重要な事務を継続するために必要最小限の人数が交代で短時間出勤する体制にし、交代時に相互の面談を避けることになる。その他の職員は原則在宅勤務とされる。

 大野英男総長は先月17日、本学ホームページで、「いま、私たち一人一人が、人と会わないことが社会を守ります。旅行、帰省などは絶対にしないでください」「東北大学は皆さんの健康と安全の確保に向け全力を尽くしていきます」とのメッセージを本学学生、教職員に発信した。

 先月23日には、本学は総額4億円規模の学生への緊急支援を決定した。「さまざまな活動の自粛や制限のもとでも、学生一人ひとりが学業に専念でき、持つ力を十分に発揮し、前向きに学生生活を送らせたい」という思いから、学修・学生生活の支援、緊急経済支援を行う。前者は、オンライン学習のためのネット環境が不十分な学生全員を対象に、パソコンおよびWi-Fiルーター(インターネット回線)の貸与や学生一人ひとりへの細やかな相談対応制度の構築する。後者は、主に学部3年生以上を学生ピアサポーターとして大学が雇用することにより勤労の場を提供する経済支援や、生活困窮学生に対する本学独自の緊急給付型奨学金を実施するというものである。学生ピアサポーターの申請に関しては、個人申請と団体申請の2種類があり、個人申請の締め切りは学部ごとに異なる。また、団体申請の締め切りは今月末となっている。

 オンライン授業、ならびに新型コロナウイルス感染症対策の情報は、本学ホームページや各学部・研究科のホームページで公開されている。また、東北大学新型コロナウイルス対策情報配信LINEbotも活用できる。これは、株式会社Adansons(昨年6月設立の本学発AIベンチャー企業)所属の中屋悠資さん(工・4)、高橋佑輔さん(工・3)、樋口賢一さん(医・3)により開発されたもので、大学が公開した最新の公式情報を使用者が所属する学部、研究科に合わせてLINEで自動配信するものである。

 本記事で紹介したこと以外にも、多くの情報が本学ホームページや各学部・研究科のホームページに掲載されている。自分自身の健康に気をつけながら、日々更新される情報に気を配ってほしい。
(本記事の情報は5月11日時点のものです)
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