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オンラインでも「かんがえる」 ~学習支援センターが定期開催~

 本学学習支援センターでは、定期的に「かんがえるソファ」というイベントを開催している。このイベントでは、学生同士があるテーマに対して気軽に意見を交換し合うことができる。昨年度までは川内北キャンパスのマルチメディア教育研究棟で開催していたが、今年4月以降、新型コロナウイルス感染症の影響で大学構内への立ち入りが制限されているため、Zoomを用いて開催している。オンライン上での開催は初めての試みであり、運営にあたっては苦労も多いという。


 対面時との違いの一つとしてあげられたものに、司会者の技量がある。オンラインでは対面時に比べてお互いの反応が分かりにくくなる。そのため、沈黙が許容されやすくなる反面、一人ひとりの話が長くなり過ぎる傾向にある。話し合いを適切な時間に収めるためにも司会者の技量が通常時よりも求められるという。

 また、懸念事項の一つとしてインターネットの通信速度や回線の安定性が挙げられた。通信が不安定だと、発言が聞こえず話し合いが滞ってしまう場合がある。幸い、現在までインターネット回線が原因のトラブルは発生していないが、今後そのようなトラブルが発生しないとは限らないため、現在も不安は消えないままだという。

 もちろん、オンライン上での開催にはメリットもある。現在は、事前にZoomのURLを知らせなければいけないため完全予約制を取っている。そのため、予約不要で参加できる対面時とは異なり、イベント前にどのような人が参加するか確認できるようになり、イベントのシミュレーションがしやすくなったという。さらに、オンラインではキャンパス間の移動をする必要がないため、川内北キャンパス以外で授業を受けている学生の参加が増えた。その結果、より多くの学部の学生が参加できるようになったことがという。

 対面での実施とは異なる苦労の多いオンライン版「かんがえるソファ」。運営チームの中では、従来の対面型では参加のハードルとなっていたキャンパス間の移動や通学時間などを考慮しなくても良いため、ターゲットが広がるのではという肯定的な意見もある。対面での活動が再開されたときにオンラインでの開催を併用していくかについては、今後、話し合いを重ねて慎重に検討していくという。
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