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【ネタ記事】歩いて松島行ってみた2020 ~名作過去記事に挑戦状~

 報道部内で語り継がれる伝説のネタ記事がある。「歩いて松島行ってみた」だ。2018年度のオープンキャンパス号に掲載されており、先月に引退した3年生が1年生のときに手がけた記事で、後輩からの支持も厚い。「ぼくも松島まで歩いてみたいなあ」。筆者の単純な発想から、報道部復刊以来54年の歴史で2度目の松島踏破企画が始動した。


 冷え切った11月末日の午後9時過ぎ。川内北キャンパスに8人の有志が集まる。結団式もそうそうに、計24・2㎞に及ぶ旅路への一歩が始まった。先代が成し遂げられなかった翌朝の日の出までに、松島海岸駅に到着することが今回の目標。先頭を2年生で固め、1年生がその後ろに続く無敵の陣形で川内を後にする。


 体力は満タン、賑やかにいつもの澱橋を渡っていると、見覚えのある影が一つ。なんと元祖「歩いて松島」の参加者であり、先代の編集長のH氏が噂を聞き、激励に駆けつけてくれた。ハイキング気分の8人に道の過酷さを伝えるH氏。忠告はしたぞと言わんばかりの表情を浮かべる先輩を背に一同は再出発する。


 雑談をしながら浮かれ気分で県道8号線を東へ進む。好きなアニメや懐かしの流行曲、自身の体験した怪談などさまざまな話題に花が咲く。意外と余裕なのではないかと思うこともしばしば、楽しい時間が流れていく。しかし、中間地点を過ぎてから2年部員らに異変がみられる。スーパーの無人レジの会計で危うく現金を払い忘れそうになるK。休憩地点のファミリーレストランで唐揚げを勢い余ってテーブルへぶちまけるS。そして暗闇の側溝に足を取られ、こける筆者。彼らの蓄積した疲労が目立ってくる。対して、1年生はいつも通りの天真爛漫さで、ずんずん歩を進める。気づけばゴール間際、1年が先導し、2年生3人が最後尾にかろうじて食らいつく形へ。無敵の陣形はどこへやら、完全に立場が逆転してしまった。


 ハプニングに見舞われながらも、なんとか日の出前に松島海岸駅に到着。日本三景というだけあって、やはり景観の美しさは抜群だ。夜明け前ということもあり、観光客はおらず、贅沢に景色を堪能できた。誰一人リタイヤすることなく到着した安心感と、道中の余韻に浸っているとき、信じられない言葉を耳にする。「身体動かしたくね?」1年Mが言い放つ。空耳だろうか。「おっ、いいね」と同じく1年T。頭のなかが「?」の一字で埋め尽くされている筆者を尻目に、クラウチングスタートの姿勢を取る二人。高校以来だわ、その走法見たの。夜通し歩いた上で、どこにそのような体力があるのだろうか。広場を駆け回る二人をただ呆然と見つめる。


 何はともあれ、歩いて松島2020は成功に終わった。今回の企画で学んだことが一つ。どうしても老いには勝つことはできない。1年生の活発さを借りながら、今後の報道部活動に臨むとしよう。

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報道部では、毎週水曜の部会をC棟教室で対面実施し、部員のノートパソコンや部室のPCを用いた紙面製作を今後行っていきます。また、前期の取材は主にオンラインで実施してまいりましたが、後期については感染症対策を万全に実施したうえで、対面での取材も再開しております。
また、学内外のポストへの配置・学内便や学外便のお届け、高校への配布については、順次再開して参ります。東北大学新聞の記事および紙面PDFは、毎号本ホームページを通して閲覧可能です。
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