【仙台街歩き③】知る人ぞ知るパーコー麺 ~福原愛さんも愛した一杯~
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バンッ、バンッ、バンッ。厨房でラーメン生地を打つ音が店内に響き渡る。棒状にした麺生地を大きく振り被り、力強く打ちつけるダイナミックな動きに圧倒される。
「味の新宮」は、地下鉄南北線北四番丁駅から徒歩約9分の場所に位置するラーメン屋だ。ラーメンのイラストが描かれた真っ赤な看板が目を引く。
このお店では、手打ちのラーメンを食べることができる。名物は、「パーコー麺」(850円)。豚のあばら肉に卵と小麦粉の衣をつけて揚げたパーコーがトッピングされたラーメンだ。実は、このパーコー麺、仙台市出身で元卓球選手の福原愛さんの大好物だという。このお店は福原さんの行きつけで、店内には福原さんが来店した際のサインや写真、新聞記事などがところ狭しと並んでいる。
注文を受けてから打たれる麺は、小麦の香りが口いっぱいに広がり、さっぱりした味わいの醤油スープともよく絡む。そして、なんといっても絶品なのは、きつね色にこんがりと揚げられたパーコー。噛むとジュワッとスープの旨味と豚の肉汁が染み出す。ラーメンと揚げ物という組み合わせではあるが、スープがあっさりしているため、あっという間に完食できた。
迫力満点の麺生地の手打ちと福原愛さんも愛したというふるさとの味。目と耳と舌で楽しめる「味の新宮」のパーコー麺を、ぜひ一度ご賞味あれ。
店舗情報
【味の新宮】仙台市青葉区木町通1丁目2―25
月〜土11時〜20時
日定休日