【ニュース】生協施設が続々営業再開 ~距離を保った利用を呼びかけ~
「みんな! エンカしてていいですね‼ でもソーシャルディスタンスは確保してくださいね」。東北大生協広報室による4月5日のTwitterへの投稿は、4月18日時点で128件のリツイート、427件のいいねを獲得し、一部の学生の間で話題を呼んだ。「キャンパスに人が来てうれしいし、学生同士で会えるうれしさもわかる。しかし、距離を保たなければ感染が拡大して大学に来られなくなる。学生だけでなく、生協も大変という状況を何とかしたい」との思いだった、と担当者は話す。
新年度に入ってから、授業などが対面で行われるようになり、キャンパス内への人出が増加している。大学生協が運営する厚生施設でも、3月から4月上旬にかけては、客数が一昨年の同時期より70%減であったが、12日の授業開始から増え始めた。特に川内北キャンパスでは、一昨年の50%程度ではあるものの利用者が3月の3倍に増加した。なお、他のキャンパスでは1割程度の増加にとどまっている。
生協は、厚生施設を利用する際、マスクの着用や手洗い、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスの確保、黙食等の感染対策を呼びかけている。
さらに、生協は利用者の分散のため、今月に入りBee Arena Café、あおば食堂DOCK、けやきダイニングの三つの食堂の営業を再開した。Bee Arena Caféに関しては、授業の再開に際して、根強いファンのために「おかえりなさい」の意味を込めて営業を再開したという。また、文系喫茶ルポーなど、現在閉店中の食堂についても、キャンパスの利用状況や大学の動向を見て営業再開を検討中だ。
生協は、「入学式の延期や各種イベントの中止、オンライン授業によるキャンパス人口の減少により東北大生協の経営も非常に厳しくなっております。大学生協は組合員の皆様の出資、運営、利用によって成り立っております。キャンパスに来た際には、食堂や購買店の積極的な利用をお願いいたします。コロナ対策を万全に行い、皆様のご来店をお待ちしております」とコメントしている。