【ニュース】100円朝食 学生に好評 ~本学×大学生協 今後も検討~
先月10日、東北大学生協と本学は「100円朝食」サービスを開始した。本学の学生支援パッケージの一環として、先月21日までの期間限定で実施された。
100円朝食は、川内の杜ダイニング(川内北キャンパス)で実施。平日午前8時~8時50分まで1日450食限定で、通常380円の朝定食やテイクアウト弁当が100円で提供された。
大学生協は当初1日当たり350食前後の利用を見込んでいたが、実際には連日上限の450食程度の利用があった。通常の3倍近くの利用があり、食堂事業の担当者は「継続を望む声が多かった」と明かす。大学生協には現在、複数の企業や個人から食材寄付の申し出があり、それらを格安で学生に提供する企画も検討しているという。
実際に100円朝食を利用した学生からは「普段は朝食を食べないし(オンライン授業なので)大学に来ないが、100円朝食は利用しようと思った。継続してくれたら健康に過ごせそう」(工・3年男子)、「期間中8回利用した。生活リズムが整うきっかけになったので、できれば継続してほしい」(文・3年女子)などの肯定的な声が多く聞かれた。青葉山キャンパスに通っている学生の姿もあり、「100円で食べられるので川内キャンパスに来た。青葉山でもやっていたら利用したい」(理・4年男子)と話していた。
学生支援パッケージは、コロナ禍において学生が前向きな学生生活を送れるようにすることを目的に、本学が昨年度から実施している。今年度はピアサポーター制度やLINEbotによる情報発信、パソコンの貸し出しなどが主な内容だ。
今後も100円朝食を継続するかという本紙の質問に対し、本学学生支援課の担当者は「準備が整い次第、第2弾、第3弾の実施を検討している」と回答。「アンケートの結果も踏まえ、学生の声も聞きつつ判断していく」と話している。