【学食のグルメ】(19)ー頭脳うどん 〜お手頃価格、飽きない味〜
本学では感染症対策を講じながらの対面授業が増えてきたが、筆者は対面授業を受ける日が週に1日しかない。そのため、学食で食事をすることも少ない。
文学部棟での授業を終えた筆者は、貴重な学食での食事の機会をどうしようかと悩みながら、川内南キャンパスの文系食堂へと足を運んでいた。入り口の付近にあるのぼりに「頭脳うどん」の文字が見える。昨年登場した新メニューだが、筆者は食べたことがない。どうやら頭にいいうどんらしいということは風の噂で聞いていた。ぜひとも食べてみたい。
会計で「釜玉頭脳うどん」と注文をし、麺コーナーへと赴く。そこで、店員の方が頭脳うどんを湯がき、ノリ、ネギ、たっぷりの天かす、温玉をのせて出してくれる。受け取る際に、トウガラシはいかがと問われる。お好みでトウガラシをかけてもらえるのだ。筆者は辛いものが苦手なので、そのままのうどんを味わわせてもらおう。
まずは麺だけをいただく。つるっとしていて、食べやすい。温かな麺が曇り空の寒い今日という日にぴったりだ。この麺は東北大学生協が金沢製粉に依頼し独自に開発した頭脳粉が使われている。頭脳粉は脳の働きが活発になり、記憶力や思考力が良くなるとされるビタミンB1を多く含む。学生にとって、とてもうれしい効果である。
では、温玉を崩して、他のトッピングとともに食べてみる。うどんに温玉がよく絡む。天かすのサクッとした触感もよく合っている。さらに、ノリと食べると、磯の香りが口に広がる。ネギもいいアクセントだ。トッピングが多く、飽きることなく食べ切ることができた。
筆者が食べたのは中サイズのものだったが、女子には大満足の量であった。うどんだけではなく、様々なトッピングのおかげであろう。
ボリューム満点の「釜玉頭脳うどん」。中サイズは385円。ミールカード一食分の利用想定額以内で食べることができるお値段だ。飽きることなく食べることができ、脳の働きが活発になる「釜玉頭脳うどん」。手軽に食べられる値段なので、皆さんにぜひとも食べてみてほしい。