【秒撮】宝珠山立石寺(山寺)~石段の先の絶景~
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―閑さや岩にしみ入る蝉の声―松尾芭蕉がこの有名な句を詠んだという寺が山形にある。宝珠山立石寺、通称山寺として知られる天台宗の寺院だ。山形有数の観光地として年間約70万人の観光客が訪れる。
仙台駅からJR仙山線に乗ること1時間、最寄り駅の山寺に到着する。はるか山の上に鎮座する御堂の数々を、駅舎からも見ることができる。入山料を支払い、目指すは奥の院と呼ばれる寺の最深部だ。待ち構えるのは1005段もの石段。1段ずつ上がるごとに煩悩が払われるというこの石段を、参拝者は軽い登山をする気分で登っていく。
道中には芭蕉の句にちなんだ「せみ塚」や、山内で一番古い建物である納経堂などの有名スポットがある。また、断崖絶壁に建つ五大堂の舞台からは山下の景色が一望でき、まるで雲の上から下界を見下ろしているような感覚を味わうことができる。
険しい山道を登るのは一苦労だが、山上からの景色や道中で感じられる情趣が人々を魅了する。仙台駅からのアクセスも良いので、機会があればぜひ訪問されたい。