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8企業が協力 経済学部 タイ短期研修

 本学経済学部は、現地の日系企業を含む8企業及びYUKI Footballアカデミーの協力を得て、先月6日~17日、タイ・バンコクで短期研修プログラムを実施。学部・大学院生30名、タイのチュラロンコーン大学、タマサット大学など学生24名の計54名が参加した。


学校訪問での寄付贈呈式の様子(日引教授提供)


 本プログラムの主な活動は二つ。一つは将来タイへの進出を検討する県内企業の製品マーケティング調査だ。サイアム高島屋とMax Valuで、阿部長商店のサメ肉ソーセージと服部コーヒーフーズのコーヒーが現地で受け入れられるかをアンケート調査し、収集したデータを解析して進出のための戦略を提案する発表会を行った。



 二つ目は子どもの学校訪問だ。タイでは貧困家庭や崩壊した家庭に育った子どもを麻薬から守ることが重要な課題だ。このような子どもを受け入れている学校を訪ね、その現状について校長先生から講義を受けた。また、事前に校長先生から依頼のあった古着や使用済みの靴、スポーツ用具などの物資を本学およびタイの学生が協力して収集した。物資は、教職員、JTB仙台支店、タイ高島屋の有志やベガルタ仙台も協力。アシアナ航空はそれを無償でバンコクまで運んだ。岩谷産業は無償でたこ焼き器を提供し、それを使って子どもたちと一緒にたこ焼きを作り、サッカーやドッジボールをして交流した。参加した子どもの中には、「私たちには機会(夢や目標を実現する方法)がないと思っていた。しかし、今回の交流を通じて、一生懸命勉強をして、将来、社会の役に立つ立派な人間になろうと思いました」と話す子もいた。



 今回の研修は、現地の大学のプログラムを活用せず、経済学部が独自で開発した。現地での調査研究と社会貢献活動を組み合わせたユニークなプログラムであったため、本学学生の参加者が倍増。参加した学生からは「これまで経済的に成功することが重要だと考えていたが、それより重要な価値があることがわかった」、「人生で一番の体験だった」という声も上がる。本プログラムを主導した経済学研究科日引教授は「このような研修は継続的に行いたい」としており、来年度も同様の研修の実施が期待される。

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