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【学祭】文化系サークルインタビュー 「小さな魅力」「大きな熱量」届ける

  今月25日から27日までの3日間、第76回東北大学祭が開催される。教室展示企画を予定している鉄道研究会、ブルーグラス同好会に学祭での展示内容やアピールポイントについて聞いた。



鉄道研究会


 東北大学鉄道研究会は川内北キャンパス講義棟C101教室にて、鉄道模型のジオラマや、プラレール、切符などを展示する。


昨年度大学祭で展示された鉄道模型のジオラマ(同団体提供)

 宮城県各地の風景を模したジオラマは、現地取材を行い、細部にまでこだわった描写をすることで、再現度が高められている。目立たせる部分を取捨選択することで、どこの風景を模しているのかが一目で分かるように工夫されている。展示されるジオラマは約40年間改良されながら引き継がれており、昨年度は新たに松島海岸駅と陸前浜田駅のブロックが追加された。



 大学祭に向けての準備で特に苦労するのは、毎年大学祭で無料配布している冊子の作成だと会長の田中隆太さん(工・2)は語る。冊子は毎年「東北地方の鉄道」をテーマとし、会員はそれぞれ記事を執筆する。記事をまとめて発行するまでに長い時間がかかるため、綿密な計画を立てることが重要になる。今年の冊子は山形新幹線をテーマとし、山形新幹線の歴史やその将来に向けた取り組みを取り上げる予定だ。



 田中さんは「鉄道を食わず嫌いしないでほしい。鉄道ファンでなくとも、小さい頃にプラレールで遊んだり、鉄道での旅行を楽しんだりした人はいると思う。大学祭を通して、そういった鉄道の小さな魅力を伝えられるとうれしい。気軽に展示に来てみてほしい」と思いを語った。



ブルーグラス同好会


 ブルーグラス同好会の中心となって学祭準備に携わっている、下田雅治さん(理・2)に普段の活動や学祭展示について話を聞いた。


演奏を行うブルーグラス同好会所属のバンド(同団体提供)


―ブルーグラスとは


 アメリカで発展した音楽の一ジャンルです。演奏される曲はアップテンポで明るいことが多いです。バンジョーやドブロといった珍しい弦楽器から、比較的メジャーなマンドリンやバイオリン、アコースティックギターなど幅広い楽器を用いて演奏します。



―普段の活動で行っていることは


 5、6人で一つのバンドを組み、そのバンドごとに自由な頻度で練習を行っています。バンドによっては、フェスや演奏会に出場することもあります。



―部員数は


 およそ97人が所属しています。



―学祭で行う展示内容、日程は


 10月25日から27日の3日間、講義棟B104教室で、57ほどのバンドがそれぞれ日頃の練習の成果を披露します。コーヒーとケーキも提供します。



―今年の展示のアピールポイントは


 例年よりも参加するバンド数が多いことです。中でも学祭のためだけに結成されたバンドは、普段できない曲や正規のバンドでは挑戦しにくい難しい曲に取り組むなど、熱量が大きく見応えがあります。 


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