【ニュース】ビジネスアイデアコンテスト開催 最優秀賞にTsuCre 「ビジネスに最も近い」

 　先月14日、本学青葉山新キャンパス青葉山コモンズ2階大講義室にて東北大学ビジネスアイデアコンテスト2024の本選が開催された。今回で8回目となる本コンテストでは、予選を勝ち抜いた10組が本選へと出場した。本学産学連携機構の永富良一特任教授が審査委員長を務めたほか、さまざまな業界から集まった、8人の審査員が審査を行った。

当日の大会の様子

最優秀賞の TsuCre

　最優秀賞に輝いたのはTsuCreであった。TsuCreは本学大学院生と京都大学大学院生で構成されたチームで、誰でも簡単にスティック部分を交換できる軽量なゲーミングコントローラーを開発している。審査員コメントでは最優秀賞に選出した理由として「（会社として）ビジネスに一番近いところまでできている。様々な発展の可能性があるという点で優れていた」と評価した。TsuCreの大矢結貴さんは受賞コメントにて「単純にうれしいです。コントローラーの完成は本選の2日前でした。ピッチのときに流したビデオは2日間寝ずに作っていました。努力が報われたことがチームとしてうれしいです」と語った。TsuCreは他にもものづくり部門賞（宮城県知事賞）も受賞した。最優秀賞を受賞したTsuCreには、50万円の事業化支援資金が贈られた。

　優秀賞はがんを患う人とその家族に、アロマギフトを提供しているRERAXであった。審査員コメントでは「がん患者とその家族の心理的問題という、未解決の課題に取り組んでいる点が評価できる。事業自体のインパクトも強く、事業発案者の看護師としての現場経験があるから期待できる」と評した。優秀賞を受賞したRERAXには事業化支援資金30万円が贈られた。

　他の賞の結果は以下の通り

▼Toilet Finder…Enspace賞、コミクス賞、オーディエンス賞（THVP 東北大学ベンチャーパートナーズ賞）▼Mushroom…農林中央金庫賞、スパット北上賞▼AR-chigesture…深松組賞▼人流楽器制作集団…NTTアーバンソリューションズ賞▼Re Burn…ソルブレイン賞▼メドプレ…サービス部門賞（仙台市長賞）