【ニュース】カツラ並木に食害被害 青葉山新キャンパス ケヤキに植え替え
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本学青葉山新キャンパスのキャンパスモールで、食害被害により枯損したカツラ並木27本が伐採、14本が抜根され、同一箇所に新たにケヤキ28本が植え付けられた。植え替えは4月30日に終了している。
文科省より令和5年9月15日付で外来カミキリムシ類に関する注意喚起の依頼が本学にも通達された。青葉山新キャンパスでは造園業者による点検を行うともに、被害が疑われる樹木の情報提供を各部局に呼びかけた。依頼を見た本学農学研究科の学生より、キャンパスモールのカツラ並木に外来カミキリムシのツヤハダゴマダラカミキリムシの産卵痕の疑いのある樹木が多数あると情報提供があった。同学生は昆虫学を専攻している学生で、穿孔の位置などから判断したという。薬剤による駆除も試みたが、完全に駆除することはできず、枯死が進んでいる状況のカツラは伐採、抜根された。
植え替え樹種は、青葉山新キャンパスのデザイン全般を所掌する東北大学キャンパスデザイン室、樹木医、造園業者の意見を基に決定した。ケヤキの選定理由は、外来カミキリムシの被害報告が少ないこと、キャンパスモールの粘土質の土壌でもケヤキは比較的成長しやすいこと、キャンパスモールは基本的にケヤキを植栽しており、ケヤキの植え替えにより景観がちぐはぐになることはないこと、と青葉山新キャンパス環境科学研究科から回答を得た。
青葉山新キャンパスの今後の植生変更は、現段階では対象がなく計画はない。
植え替えられたケヤキ並木