【ニュース】文系食堂 全面改修か 厚生施設 大幅に配置転換
5月3日より、改修工事のため川内南キャンパスにある文科系厚生施設(メイプルパーク川内)が一時閉店されている。
東北大学が公開している工事概要によると、今回の改修は「学生・教職員等のキャンパスライフを支える福利厚生施設としての機能を備えた、『イノベーションコモンズ』として、学生の多様な自主活動や教員による地域社会連携活動を支える場を再生整備する」目的で行われるという。
リニューアルオープンは2026年春を予定しており、改装期間中はキッチンカーの設置や総合講義棟1階への一時移転の代替策がとられている。
改修前、改修後の平面図を比較すると、従来キャリアサポートプラザや文系喫茶「ルポー」のあったあたりの壁が取り払われ、複数人掛けのテーブルが並び、個室のミーティングルームや資料室が備えられたエリアに変わっている。
出入り口の外側、外から向かって左手にはウッドデッキという表記がされている。このウッドデッキは食堂の窓の外側にも展開される様だ。
麺類提供を行っていた厨房のカウンターも撤去予定となっている。
文系購買書籍店の購買エリアと書籍エリアの配置も変わるようだ。
改修範囲外となっている場所はほとんど無く、全面的な改修が行われ、雰囲気は一新されるものと考えられる。
文科系厚生施設内では文系購買書籍店、キャリアサポートプラザ、文系食堂、文系喫茶「ルポー」が営業されていた。
川内南キャンパス内という立地上、文系学部の学部2年生以上に多く利用されていた。
購買書籍店では、文科系の専門書や文庫本、資格試験の参考書が置かれていた。
文系食堂では、学食定番の自家製カレーや丼物、麺類に加えて、カレードリアやスープなど、川内北キャンパスの食堂とは少し違ったメニューが提供されていた。
ルポーでは、かつて名物メニュー「ミルクコーラ」が提供されていた。東北大学OBの小説家、伊坂幸太郎氏が著書で紹介したこともある。
キャリアサポートプラザでは、講座や相談会など学生の就職活動への各種支援を行っていた。
本記事の内容は今年3月時点での工事概要の設計図を元にしたものであり、実際の改装結果とは異なる可能性がある。
(津波依織)