【秒撮】千貫沢
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国際センターから見て西に進み、左手に見える茂みの中に流れている沢、それが千貫沢である。
沢沿いには千貫沢遊歩道が整備されている。すぐそばを水が流れる遊歩道の空気は心なしかひんやりとしている。樹木に囲まれる空間は日頃の忙しさから隔絶されているかのようだ。
江戸時代、千貫沢には沢をせき止める形で土橋が架けられていた。その土橋があった場所は今、川内キャンパスの南北を結ぶ舗装された道路になっている。ただ、遊歩道には土橋を構成していた石垣が残されており、そこから水が流れ出している。沢をしばらく下ると、江戸時代から生育していたと考えられる大木も育つ森が見える。
空いた時間で気軽に自然と歴史の2つの魅力が味わえるが、不安定な道が続く。西側の遊歩道スタート地点のかなり急な階段や、簡易的な橋や倒木などだ。汚れても構わない運動向きの服装で訪れるのがおすすめだ。天候によっては、水量が増してぬかるんでいる可能性もある。
(津波依織)