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本学学生企画イベント アートと音楽で「自分を解放」

  商店街を訪れた人々に「少しだけ自分を解放できる特別な日」を届けたい。そんな狙いの参加型イベント「魂のCHEAT DAY with Bang BAR SENDAI」が、7月25日から27日にかけて仙台市青葉区一番町四丁目商店街で開催された。企画したのは、本学全学教育科目「ライフ・キャリアデザインA」の特別課外プロジェクト「地域デザイン超実践コース」に参加する本学学生9名。プロジェクトは、NHKで放送中の番組「東北ソリューション」、株式会社ユーメディアの「project blUe」とのコラボによって実現したもの。一番町四丁目商店街が会場のイベント「Bang BAR SENDAI(バンバルセンダイ)」に若者を呼び込むことを目指す。学生らは、イベントの立ち上げから備品の準備、SNSやポスター掲示による宣伝まで、全て主体となり行ってきた。

 コンセプト「魂のCHEAT DAY」は、商店街でのフィールドワークや商工会での聞き取り、ターゲットとなる若者のニーズの分析などをもとに考えた。「吹き抜けアーケードの解放感によって日常生活での鬱憤うっぷんを、音楽と本音の言葉を載せたアートで思いっきり解き放ってほしい」という思いが込められている。商店街を将来に残していくため、その役割を捉え直す必要がある。また、若者のなかで「新しい遊び場」へのニーズがあるという分析が背景だ。

 主軸となる企画は、「みんカラ」と「BUTIMAKE!」の二つ。カラオケ企画である「みんカラ」は、商店街のど真ん中で思い切り歌う非日常な体験を提供する。「BUTIMAKE!」では、参加者が普段は言えない「本音」を叫びながらインク入りの水風船を白いカンバスに向けて投げつけることで、「自分だけの魂のアート」を生み出せる。どれも実現に向け、試行錯誤を繰り返してきた企画だ。東北を舞台にビジネスで活躍する本学OB、OGの地域メンターやユーメディア社員など、さまざまな人々からのアドバイスを踏まえ、検討を重ねた。


「BUTIMAKE!」の様子。司会役の学生に本音を語る

 バンバルセンダイ当日、焼き鳥やソフトクリームなど、さまざまな露店が立ち並ぶ通りの一角にイベントスペースを構えた。カラフルなインクでいっぱいのカンバス。青空の下、思い切り歌う参加者。イベントには3日間で140人が参加した。プロジェクトメンバーの渡邉祥也さん(法・1)は、「参加者と一緒に作り上げることができた。全体として期待を超えるくらい良い反応だった」と語る。「BUTIMAKE!」は途中でインクがなくなるほどの盛況だった。バイオリンで「みんカラ」に飛び入り参加する人もいた。


「みんカラ」の様子。キーボードや打楽器による生演奏とともに思い切り歌う

 参加者アンケートに回答した28人のうち約半数が学生で、掲げていた商店街来場者の40%を学生とするという目標は達成された形となる。

 渡邉さんはプロジェクトを振り返って「自分たちの能力や経験を社会のなかで実践する貴重な機会を得られた。携わってくれた方々に感謝したい」と思いを語った。

企画実現に向けて奮闘する学生らを追った記事は、
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