【ニュース】「里見ビジョン」公表~復興と新生の拠点目指して~
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「里見ビジョン」が公表された。「里見ビジョン」は東北大学グローバルビジョンの柱となるもので、里見進総長を中心とし、全学的観点から将来像や重点的政策などを明示している。
「里見ビジョン」の全体イメージとしては「人が集い、学び、想像する、世界に開かれた地の共同体」を創り出し、国際的かつ日本の復興と新生の拠点として本学を機能させる、ということだ。具体的な指針には「7つのビジョン」が発表された。以下「7つのビジョン」を列挙する。
・教育 国際社会で活躍できる人材の育成
・研究 世界をリードする研究拠点と環境の創造
・震災復興 総合大学として「知」を結集し東日本大震災からの復興に寄与する
・産学連携 産業界との連携を深め、イノベーションの創造
・社会連携 国内外のパートナーと協働し、社会に「知」を波及させる
・キャンパス環境 多様な価値観、多文化が共生するキャンパスの実現
・大学経営 一人ひとりの活力を高める大学経営の確立
以上7つの観点から、今後5年間で目指す内容を明らかにした。
既に「里見ビジョン」は始動しており、「知のフォーラム」と名付けられた訪問滞在型研究センターを設置した。10月21~25日にはパイロットプログラムとして「ヒッグス粒子の発見と今後のゆくえ」が開催され、本学理学研究科の山本均教授をはじめとした世界中の研究者が集結した「オールスター研究所」として機能している。今後は第一級の研究者が常時「知のフォーラム」に滞在し、本学の研究者や学生と人類共通の課題に対して討論できる場として発展させてゆくとしている。
※東北大学グローバルビジョン……本学の将来像を提示し全構成員が一体となって歩みを進めるための指針。全学的観点の「里見ビジョン」およびこれに連動する「部局ビジョン」のふたつの柱で構成され、今後5年間で進んでゆく方向及びアクションを取りまとめている。「部局ビジョン」は10月以降に公表予定。