【特別インタビュー】ブルーインパルスパイロット・日高明さん
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今回は特別に、松島基地でブルーインパルスを操縦するパイロット、日高明さんにお話を伺った。
――学生時代はどのような活動をしていましたか
私は今まで与えられた環境の中で生きてきたことが比較的多かったと思います。けれども自分の環境は自分次第で変えることができますから、受け身の姿勢ではなく積極的に多くのことを体験して欲しいです。他の大学や、社会の色々な人と交流してみて下さい。応援しています。
――普段の仕事は
ブルーインパルスは自衛隊の広報活動のための部隊で、全国の戦闘機パイロットの中から配属されます。全国各地での展示飛行に備えて、日頃から訓練をしています。ブルーインパルスには1番機、2番機というようにポジションが指定されていて、それぞれに役割が与えられています。そのためパイロットは自分の番機以外では飛行しません。将来自分が担当する番機に乗る後輩の育成も役割の一つです。
――学生時代はどのような活動をしていましたか
私は防衛大学校に通っていて、外出が土日のみでした。学業と訓練を両立させながら、6時起床、10時半就寝といった規則正しい生活をしていました。クラブ活動では1年生の時からバスケットボール部に入り、大会にも出場しました。
――パイロットを目指したきっかけは
実家が空自基地の近くにあったので、自衛官という職業が自然と身近な存在になっていたことがあげられます。パイロットの訓練課程を経て、実戦部隊で航空機を操縦するには約5年かかります。ちなみに一般大学からでもパイロットになることができ、実際に一般大学出身のパイロットがブルーインパルス部隊に配属されたこともあります。様々な要件はありますが、もっとも重要なのは「どうしても空を飛びたい」という気持ちです。目指してみてはいかがでしょうか。
――仕事するうえで意識していることは
技能の向上はもちろんのことなのですが、震災後は家族や周りの人とのつながりを意識するようになりました。そんな中で、展示飛行を見てくれた人に「きれいだった」「感動した」と言ってもらえた時には、やりがいを感じます。
――学生にメッセージを
私は今まで与えられた環境の中で生きてきたことが比較的多かったと思います。けれども自分の環境は自分次第で変えることができますから、受け身の姿勢ではなく積極的に多くのことを体験して欲しいです。他の大学や、社会の色々な人と交流してみて下さい。応援しています。