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【研究成果】長時間TV視聴の影響 ~小児における言語性知能の低下~

 本学加齢医学研究所・認知機能発達寄附研究部門の竹内光准教授・川島隆太教授らのグループは、長時間のTV視聴が脳の前頭葉を始めとした高次認知機能領域の発達性変化や、言語性知能に悪影響を与えていることを明らかにした。


 今回の研究の目的について、竹内准教授は「乳幼児や小児におけるテレビ視聴が認知機能や言語機能に悪影響を及ぼすという従来の考えは、心理学的研究により明らかとなっているもので、脳のメカニズムは未解明なままだった。TV視聴というのは非常に多くの人たちによって行われていることで、これを脳科学的に解明することは重要なテーマであった」と語る。

 調査は2回に分けて行われた。一回目の調査では、5歳から18歳の健康な小児276名にTV視聴を含む生活習慣などの質問をし、知能検査、MRI撮像を行った。
 
 2回目の調査は3年後に行われ、初回参加者のうちの216名に同様の検査を行った。初回参加時と2回目参加時のデータを解析したところ、初回参加時に長時間TVを見ると答えた小児ほど、2回目参加時における言語性知能が低下していた。また、長時間のTV視聴は前頭極領域、運動感覚領域、視床下部領域の発達性変化への負の影響が見られた。これは、通常成長とともに減少する脳の灰白質と呼ばれる部分の減少量が少ないことと関連していると考えられる。

 竹内准教授は「今回の研究で、小児における長時間のTV視聴によって脳の高次認知機能に関わる領域が影響を受け、これが言語能力の低下と関連することが示唆された。発達期の小児の長時間のTV視聴には一層の注意が必要である」と話した。
研究成果 8832556058496828584
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