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【ネタ記事】24時間耐久トランプやってみた ~ババ抜きからソリティアまで~



 日本だけでなく、世界中で人気のあるゲーム、トランプ。今回はそのトランプを24時間遊びつくしてみた。






 某日の午前9時。報道部の部室でこの企画はスタートした。最初に始めたゲームはババ抜き。トランプを用いたゲームの中で最もポピュラーなものだろう。運と多少の心理戦によって勝ち負けが決まるゲームであり、連勝や連敗があまり無いはずだが、なぜか負け続ける編集長。編集長の威厳はどうした。本人は「どうやら切り札は……常に俺のところに来るようだぜ」とカッコつけているが、このゲームのジョーカーは切り札ではなくお荷物である。

 その後は戦争やブラックジャック、ポーカーなどいくつかのゲームをやったあと、昼食休憩をはさみ、大富豪を始めた。ババ抜きとは異なり戦略性の高いゲームで、ローカルルールが非常に多いことでも有名である。また、1位になったプレイヤーは次のゲームでは大富豪となり、ビリだった大貧民から金(強いカード)を搾取するという、社会の縮図が垣間見えるゲームでもある。これも大富豪の面白さの一つだろう。


 午後4時。なぜか他の部員がたこ焼きパーティの準備をする中、一人で遊べるソリティアに挑戦した。どうして協力してくれないのかと恨んでも仕方がない。たこ焼きパーティの誘惑に負けず、ひたすらソリティアに取り組む。一人寂しく遊んでいたせいか、時間の進みが遅く感じられた。
 たこ焼きパーティも終わり、部員と再び大富豪を楽しんでいたが、日付が変わるころになると、帰宅する人が増え始める。部室には祭りの後のような静寂が残り、その静寂は疲れ始めた精神にはつらいものであった。

  午前2時、天体観測をするわけでもなく遊び続けていたゲームは神経衰弱。同じ数字のカードを2枚めくれば取れるという単純なものなのだが、このゲームを始めた時にはトランプを始めて実に17時間が経過していた。疲れと眠さで頭が働かず、カードがどこにあるのか覚えることができなくなる。そして普段の倍以上かかるゲームの長さが体力と精神力を蝕んでいく。この悪循環はまさに「神経衰弱」という名前にふさわしいものであった。

 神経衰弱に神経を衰弱させられ、夢と現実の間を彷徨いながらチャレンジしたソリティアは勝率が5%を切った。部室で迎えた日の出は少しも清々しくなかった。もうどうして自分がトランプで遊んでいるのかもわからなくなった午前8時。最後にやったゲームはババ抜き。ババ抜きに始まりババ抜きに終わる。

 そして訪れた午前9時。ようやくこの企画が終了した。24時間遊び続けるのはつらかったが、トランプは面白いということを再認識できる企画であった。読者の方がたも久しぶりにトランプで遊んでみてはどうだろうか。
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